食事ダイエット

定番だけど要注意! 朝に飲むと太りやすい「NG飲み物」とは【管理栄養士が解説】

1日の始まりである朝は、食事だけではなく飲み物にも注意を向けることがおすすめです。本記事では、朝に飲むと太りやすいと考えられる3つの飲み物と、飲み物を選ぶ際のポイントを解説していきます。

片村 優美

執筆者:片村 優美

食事ダイエットガイド

1日の始まりである朝は、眠っていた体を目覚めさせたり、日中の活動を支えたりするために健康的な食事を取ることが大切だといわれています。加えて、食事だけではなく一緒にとる飲み物にまで目を向けられるとさらによいでしょう。
朝に飲むと「太りやすい飲み物」って?

朝に飲むと「太りやすい飲み物」って?

今回は、朝に飲むと太りやすいといわれている3つの飲み物と、飲み物を選ぶ時のポイントを解説していきます。
 

太りやすい飲み物1:スムージー

スムージーには砂糖やはちみつが使われている場合も

スムージーには砂糖やハチミツが使われている場合も

果物や野菜を使って作られるスムージーは、不足しがちなビタミンやミネラルの補給源となります。しかし、果物の酸っぱさや野菜の苦味を和らげるために、ハチミツや砂糖などの甘味料を多く使う場合も。そのような場合には、栄養を多く摂ろうと量を増やせば増やすだけ、摂取するエネルギー量も高くなるため注意が必要です。自分で作る場合は甘味料の量を調整し、甘くなりすぎないように気を付けましょう。また、氷をたっぷり使うので、体を冷やす原因にもなりかねない点も注意が必要です。
 

太りやすい飲み物2:エナジードリンク

エナジードリンクには糖分が多く含まれていることが多いです

エナジードリンクには糖分が多く含まれています

エナジードリンクは清涼飲料水にカフェインやビタミン、アミノ酸を添加した飲み物で、若い世代を中心に人気があります。また、神経を興奮させて眠気を覚ましたり疲労感を解消させたりする効果があるとされていますが、これは主にカフェインの作用によるものです。
 
エナジードリンクもコーヒーと同様で血糖値を挙げやすくする可能性があるばかりではなく、さらに糖分を多く含みカロリーが高くなっているものが多いです。忙しいからといって、エナジードリンクのみで済ませるような食事は好ましくありません。
 

太りやすい飲み物3:飲むヨーグルト

飲みやすくおいしい「のむヨーグルト」にも注意が必要

飲みやすくおいしい「のむヨーグルト」にも注意が必要

ヨーグルトや牛乳などの乳製品は、血糖値の上昇を抑えたりメタボリックシンドロームのリスクを減らしたりする可能性があると報告されています。特に朝食で牛乳を取ることは、1日の血糖値コントロールに役立ちます。
 
しかし同じ乳製品だからといって、飲むヨーグルトには同じような効果が期待できるかどうかは不明です。むしろ多くの糖分を含んでいるため、血糖値を上げる可能性があることに注意が必要。飲みやすくおいしいというのが仇(あだ)となることもありますので、一度に飲む量や頻度には気を付けましょう。
 

朝に飲み物を選ぶ時のポイントは?

朝に血糖値をぐんと上げてしまうと、次の食事をとった後の血糖値まで高くなる傾向にあります。そのため、朝はできるだけ血糖値を上げないように心がけることが大切です。特に飲み物は糖分が多く含まれているものもあるので、注意して選びましょう。飲み物を選ぶポイントは次の通りです。
 
・砂糖が含まれていないものを選ぶ
一見身体に良さそうに見える飲み物でも、飲みやすくするために砂糖を多く添加しているものもあります。前述のスムージーや飲むヨーグルトのほか、健康的なイメージのある野菜ジュースなどにも糖分が多く含まれていることも。糖質やカロリーチェックをしてから選ぶような習慣を付けましょう。
 
・飲み物だけで終わらせない
忙しくなりがちな朝はカフェオレやココアなど、お腹に溜まりやすい飲み物で満足しがちです。飲み物だけでは咀嚼することができず、お腹が空きやすいという問題点があります。また、朝のエネルギー制限はかえって太ってしまう原因となります。朝は食事を中心とし、お茶や水などの料理の邪魔をしない飲み物を選ぶと良いでしょう。

食事には気を付けることができても、飲み物は見落としやすく、選ぶものによっては肥満のリスクを高める可能性があります。1日の血糖値に影響する朝食は特に注意を向け、まずは飲み物だけの食事にならないように気を付けること。次に、砂糖などエネルギーが高くなりやすいものの含有量を意識して選んでいきましょう。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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