現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住67歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:67歳男性同居家族構成:本人、妻(64歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:450万円
現在の貯蓄額:預貯金約4000万円、リスク資産なし
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金38年、厚生年金43年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円老齢厚生年金(厚生年金):15万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金30万円(年額)
「年金だけでは生活できない」
現在の年金額について「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「年金だけでは生活できない」と語っています。
ひと月の支出は約「30万円」。年金だけでは「年の半分くらい足りない月がある」と回答されています。
「雇用保険や社会保険料を加味して労働時間を調整」
年金で足りない支出については「アルバイトで月10万~15万円を補填」しているという投稿者。具体的には「週3日」「事務職」のお仕事をされているとのことで、「時給は1120円~1300円位で、一日6~7時間勤務です」とのこと。
また雇用保険や社会保険料を考えて収入額を工夫されているそうで、「勤務時間は週21時間以上30時間未満に設定しています。その理由は、週21時間以上であれば雇用保険(労災保険を含む)に加入できること。週30時間未満であれば、健康保険・厚生年金保険に加入しなくて済む(手取りが増える)」と説明されています。
「預貯金を増やしておくべきだった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いに、「無駄遣いをせずに預貯金を増やしておくべきだった」と回答した投稿者男性。生活の工夫として「付き合いの範囲を絞る、外食や旅行の回数を減らす」よう心がけているそうです。
また健康にも気を使っているとのことで「愛犬と過ごす時間、スポーツジム通い」が今の生活の楽しみだと答えられています。
年金生活の不安についても「将来の健康状態や病気」だとコメントされていました。
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