現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施している「年金生活に関するアンケート」から、2026年7月18日に回答があった埼玉県在住70歳女性のケースをご紹介します。
投稿者プロフィール

ペンネーム:しげ
回答者本人:70歳女性
同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:埼玉県
リタイア前の雇用形態:派遣・契約社員
リタイア前の年収:250万円
預貯金:500万円、リスク資産:500万円
これまでの年金加入期間:国民年金120カ月、厚生年金190カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):5万7643円
老齢厚生年金(厚生年金):2万6747円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):3万4953円(年額)
「パンも豆腐も値上がり。野菜まで見切り品を買うように」
年金の「受給年齢を繰り下げた」というしげさん。現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答。
その理由として「物価高はうなぎのぼり。今年7月にパン、豆腐をはじめ多くの食料品がまた10~20%値上がり。見切り品コーナーで野菜まで買わなければ食費を抑えられません」と苦労を語ります。
年金から税金と社会保険料を差し引かれると、手取りは「ひと月当たり7万円。この額なら非課税世帯で給付などを受けている人の方がいいんじゃない? と口がへの字にもなりますね。今年7月に届いた健康保険、介護保険、市県民税の納付兼請求書を見て愕然としたのは、特に私みたいな非課税枠を少しだけはみ出した低所得の単身課税世帯ではないでしょうか」としげさん。
ひと月の支出「10万~15万円」は年金だけでは賄えないため、「1日3時間の時短で週5日勤務の一般事務」の仕事に就いていて、「月9万8000円の収入のうち3万~8万円ほどを生活費の補填(ほてん)」に回しているとあります。
「電気代は月3万円超え。洋服とヘアカット代はケチる」
働いて収入を増やすだけでなく、節約を兼ねて「株主優待券があるスーパーやドラッグストア、ホームセンター、携帯会社などの小口株主になって」いると話すしげさん。
普段利用している食料品店は「スーパーベルクス」で、「物価高でもパンと牛乳がわりと安いから」とのこと。
「日用品は定価ではまず購入しません。私の場合はペットにお金がかかっていて、特に電気代が1カ月3万円以上かかる月も多いので、自分の洋服やヘアカット代はケチって」やりくりしていると話します。
「そろそろ1階に住める住居を。先立つものはマネー」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことについては「転職や目先の給料に目が行き、年金加入期間が短かったので今更ながら後悔」と回答。
とはいえ、今も働いているため「年金生活を送っているというよりは、年金をもらいながら現役を続行中なので少しずつ貯金が増えてきたのがうれしい。もっとも、世間的には貧乏人でしょうが人と比べたりせずに自己満足して暮らすのが一番だと思います」と続けます。
一方で、周りの同世代を見る限り「杖をついている人が増えているようです。だんだん足腰が弱ってきて歩くのが大変になれば、今住んでいる4階ではなくそろそろ1階に住めるような住居を探し始めなければと切に思います」としげさん。「やはり、先立つものはマネーですね」と語られていました。
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