All Aboutが実施している「年金生活と貯金」に関するアンケートから、2026年4月23日に回答があった、福岡県在住71歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

ペンネーム:糸島の風来坊
年齢・性別:71歳・男性
居住地:福岡県
家族構成:本人、妻(68歳)、愛犬(1匹)
住居形態:持ち家(戸建て)
リタイア前の職業:自営業・自由業
リタイア前の世帯年収:550万円
現預金:800万円
リスク資産:300万円
「仕事がある月は貯められるが、ない月はトントン」
年金生活で貯金ができているか、の問いに「できなくはないが意識しないと難しい」と回答した糸島の風来坊さん。
ひと月当たりの現在の収入は「夫婦の年金額15万円、自分の労働収入5万円(自営業のため波あり)、そのほか1万円」の合計21万円ほど。
対する月のおもな生活費は「食費4万円、住居費(固定資産税・維持費)1万5000円、光熱費1万8000円、通信費1万2000円、車関連費(ガソリン・保険)2万5000円、愛犬・趣味費3万円の合計14万円くらい」とのこと。
実際貯蓄に回せているのは「月当たり2万円程度。仕事がある月はためられるが、ない月はトントン」。それでもリタイア後の生活としては「想定より貯金できている」と言います。
現在も「完全に引退せず、自営の看板を下ろさずに細々と仕事を続けているのが大きいです。また、住んでいる土地柄、近所の方と魚や野菜を物々交換する習慣があり、食費が抑えられていることも助けになっています」と糸島の風来坊さん。
その一方で「趣味の車の維持費や愛犬の通院費が予想外にかかっており、これがなければもっと貯められるのですが」と続けます。
「頼まれ仕事で臨時収入。中古の太陽光パネルも自力で設置」
年金生活で特にきついと感じる支出について挙げたのは、「車関連費。地方生活には車が2台不可欠ですが、車検や任意保険、そしてガソリン代の高騰が家計を直撃しています。月平均に直すとかなり重いです」とのこと。
物価高の影響もじわじわと感じているそうで、「肥料や資材の値上がりで、家庭菜園のコストが上がったのが盲点でした。また、ドッグフードが2割ほど値上がりし、こればかりは我慢させるわけにいかないので、自分の酒代を少し削って調整している」と話します。
家計を支えるために「自営の内装補修のスキルを生かし、知人からの頼まれ仕事を引き受けて臨時収入を作るように」したり、「自宅の屋根に自力で中古の太陽光パネルを設置し、バッテリーを組み、夜間の照明に使う電力の一部をまかなっている」そうで、「友人からは、そこまでやるかとあきれられますが、趣味と実益を兼ねています」とあります。
「やることが多すぎて時間が足りないうれしい誤算」
普段の暮らしについて伺うと、「朝は犬の散歩で海岸を歩き、午後は自分の作業場で家具の修理やDIYを楽しんでいます。買い物は車で直売所へ行き、新鮮な食材を安く手に入れます。夜は妻と自分で釣った魚を肴に晩酌するのが日課です」と回答。
年金生活になってやめたことは「大手キャリアの高額なスマホ契約」、始めたことは「中古軽トラのレストア(修理・再生)」だと話します。
最後に、老後「こんなはずじゃなかったと思うこと」について「お金を使わなくても、やることが多すぎて忙しいということです。現役時代は老後は退屈するかと思っていましたが、家の手入れや地域活動、趣味に追われ、時間が足りないのがうれしい誤算でした」と語っていました。
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