憧れは『世田谷ベース』
――キャリアについてお伺いしたいのですが、俳優や音楽、モデル、映画監督などさまざまな分野で活動していらっしゃいますが、将来の展望としてはどう考えていらっしゃいますか?池田:この先、何が起こるか分からないので、「これをやりたい」と1つに決めるのではなく、その都度、何か人の役に立つことをやっていきたいと思います。
私が今、手にしている力は表現をすることですが、それが全てだとは思っていないので。また別な形でも、人の役に立つことができればいいなと考えていますし、勉強し続けることは大事だと思っています。
成り上がりたい願望とか本当はあった方がいいのかもしれませんが、私にはそれがないんです。事務所も私の好きにやらせてくれているし、とても居心地がいいので、恵まれた環境で仕事をさせていただいていることに感謝しています。 ――個人的にやりたいことなどありますか?
池田:『世田谷ベース』(※)! かっこよくて、私もやりたいと思っています。家族とか動物たちのために、何か自分発信で“池田エライザのおもちゃ箱”みたいな場所を作りたいです。そのために頑張って働いています(笑)。
※『世田谷ベース』は、所ジョージ的な物の考え方、ヒラメキや遊び、世の中の楽しみ方を発信する情報番組(BSフジ)
池田エライザ(いけだ・えらいざ)さんのプロフィール
1996年4月16日生まれ。福岡県出身。映画『高校デビュー』(2011)で俳優デビュー。主な出演作は『ルームロンダリング』(2018)『貞子』(2019)『騙し絵の牙』(2021)『真夜中乙女戦争』(2022)。映画監督としても活動しており『夏、至るころ』(2020)『MIRRORLIAR FILMS Season4』(2022)がある。『おまえの罪を自白しろ』2023年10月20日公開
国会議員の宇田清治郎(堤真一)の孫・柚葉(佐藤恋和)が誘拐された。犯人の要求は身代金ではなく、清治郎が関わっていた国家を揺るがす「罪」の自白。記者会見を開き「おまえの罪を自白しろ」と言うのだ。娘が誘拐され悲しみのどん底の麻由美(池田エライザ)、苦渋の表情の清治郎、埼玉県議の長男・揚一朗(中島歩)。そんな中、次男で父の秘書官を務める晄司(中島健人)は家族の命を救うために、立ち上がる……。原作:真保裕一『おまえの罪を自白しろ』(文春文庫刊)
監督:水田伸生
出演:中島健人、堤真一、池田エライザ、山崎育三郎、中島歩、美波、尾野真千子、金田明夫、角野卓造
取材・文:斎藤香
撮影:髙橋明宏