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タイ孤児院でのボランティア体験談

世界最大数の孤児を抱えるタイのワット・サケーオ孤児院でウルルン滞在(?)をした岩田さんの海外ボランティア体験談です。

豊田 圭一

執筆者:豊田 圭一

留学ガイド

今回ご紹介するのは、アジア各国のボランティア・異文化体験プログラムを提供しているワールドリーダーグループ『タイ・ワット・サケーオ孤児院ボランティアプログラム』に参加した岩田さんの体験談です。

世界最大数の孤児を抱えるワット・サケーオ

ワット・サケーオ孤児院
ボランティア期間中の岩田さんのホームステイ先
タイの首都バンコクから北西に約90kmのところに世界最大といわれるワット・サケーオ孤児院があります。別名「子捨て寺」とも呼ばれ、現在でも諸事情により親に連れられてやってくる子どもの姿があります。タイ農村部での貧困や、そのために発生する子どもの身売りなど、考えさせられることも多いでしょう。

孤児院には保育園や小学校、中学校、職業訓練校などが併設されています。『タイ・ワットサケーオ孤児院ボランティアプログラム』では、先生の指導のもとでボランティア活動を行います。 ボランティアといっても特別の資格や技能が必要なわけではなく、子どもたちと自由にコミュニケーションをとりながら、ドッチボールなどで遊んだり、折り紙を教えてあげたり、農作業を手伝ったり…。

岩田さんのボランティア体験談

平日はワットサケオの幼稚園で子どもたちと過ごしました。幼稚園の先生に「何かして!」とリクエストされて、日本の歌や手遊びを教えたりしました。

食事はホームステイ先で食べるのですが、同時期に日本人ボランティアが3人いて、お互いのホームステイ先を行き来しているうちに、それぞれの家のバースデイパーティーに呼んでもらえたりしてラッキーでした。また、象乗りやお祭りにも連れて行ってもらったりもして、とても楽しかったです。

さすが「微笑みの国タイ」だけあって、道行く人は皆笑顔であいさつしてくれ、また、サッカーをしていた少年たちに誘われて一緒にサッカーをしたりもしました。とにかく積極的にコミュニケーションをとると楽しいです。

英語も少しは通じますが、せっかくタイに来たのだからタイ語でと思い、「旅の指さし会話帳」片手に毎日話すように努力しました。よく使う言葉は毎晩練習し、帰る頃には基本的な単語は覚えられました。タイ語は発音やイントネーションが難しくて通じないことも多いですが、ジェスチャーでカバーすればOKです。でも、やはり事前にタイ語をもっと勉強しておけば良かったと後悔しました。現地の言葉が話せるというだけでステキなことがたくさん起こるからです。

デジカメは万が一壊れたら困ると思って使い捨てカメラを持っていったのですが、やはりその場ですぐに見せてあげられるデジカメは現地で大人気でした。でも、チェキを持って行ったのは正解!その場で写真をあげると喜ばれます。

初めて1人で海外に行く上にホームステイということでかなり緊張していましたが、ボランティアはもちろん、ホームステイ先にとても満足しました。幸運にも他の日本人2人と一緒だったため、他のホストファミリーとも交流できて良かったと思います。

最後は「ウルルン滞在記」のように涙涙の別れとなりました。

短期間でこんなにいろいろな体験ができるのは、やはりアジアだからこそ!と思います。たくさんの出会いとタイの人の優しさに触れて、とても有意義な経験ができました。

【関連記事】
ガイド記事『インドのマザーテレサ施設で働く』

【関連リンク】
ワールドリーダーグループ
タイ・ワット・サケーオ孤児院ボランティアプログラム
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