留学/留学アーカイブ

アメリカ留学で学んだホスピタリティの精神(2ページ目)

アメリカの大学でホスピタリティ経営学を学び、現在はアウトバックステーキハウス品川店の最高責任者をしていらっしゃる西村学さんにアメリカの大学生活や今のお仕事について伺いました。

豊田 圭一

執筆者:豊田 圭一

留学ガイド

西村学さん
フロリダのディズニーワールドで開催された今年のカンファレンスで社長や創業者との表彰写真
ガイド:
西村さんが今の仕事に就くことになったきっかけは何ですか?

西村さん:
アメリカの大学を卒業するとプラクティカルトレーニングビザ(学生ビザのままで働ける資格)が1年間支給されるはずでしたが、ちょうどその頃にアメリカで同時多発テロが起こり、就職できるような状況でなくなったため、やむなくアメリカでの就職を断念し帰国しました。

帰国後、ホテル、レストラン等数社の面接をしましたが、アウトバックの面接は他社とは全く違っていました。

当社の社長、ケビン氏に始めてお会いしたとき、体からみなぎる圧倒的なパワーを感じたのを今でも思い出します。

彼はアウトバックで働く事に誇りをもっていて、終始エネルギッシュにこの業界の話をしていました。面接が終わり、社長との握手で締めくくりでしたが、その握力の強さにビックリでした。「私は必要とされている!」という気持ちが伝わってきて、その場でこの会社で頑張ってみようと思いました。

ホスピタリティビジネスを勉強するにはアメリカが一番

ガイド:
ところで、西村さんはなぜアメリカに留学しようと思ったのですか?

西村さん:
ホスピタリティビジネスを勉強するにはアメリカが一番であると思ったからです。案の定、ネバダ州立大学には世界各国からアグレッシブな学生がたくさん集まっていてとてもやりがいを感じました。また、教授陣も業界の第一線で結果を出してきた方々ばかりですから、非常に話が興味深く、説得力がありました。

ガイド:
アメリカの大学留学生活はいかがでしたか?

西村さん:
毎日がエキサイティングな日々であっという間の4年間でした。異国の地で自分ひとりになる事で「考える」必要性に迫られます。自分で考えて行動し、それに対して責任をとる。当たり前といってはそうですが、今の「与えられる」日本の教育とは大きな違いがあります。夢を持った学生達が集まっていますから、ちょっとやそっとでは諦めない強い気持ちを皆が持っていて、そんな仲間の存在が励みになりました。

>>サービス業界の社会的な地位やイメージを向上させる事が大きな夢です!>>
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます