人間関係

「ああ、うちの夫も言うのか」とがく然。絶対禁句の一言を夫に投げつけられた41歳女性は…

母親が父と離婚を決めた一言を、夫にもまた言われた。ただ、母と違って今離婚しては、子どもをふくめて食べていくことができなくなる。だから、「居座る」ときめて、今後は仮面夫婦として子どもたちのために暮らしていくことにした。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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たとえどんなにいさかいがあったとしても、夫婦間で言ってはいけない言葉があると言う人がいる。それを口に出したとたん、互いの信頼関係が一気に崩れるのは明白だからだ。
夫婦喧嘩の最中に夫の口から出た言葉は、妻に絶対に言ってはならないものだった

夫婦喧嘩の最中に夫の口から出た言葉は、妻に絶対に言ってはならないものだった

 

不仲の両親のもとに育って

「ああ、うちの夫も言うのか……とがく然としました。私にとってはトラウマにもなっている一言なんですが、夫も平然と言い放った。ここから夫との関係は仮面夫婦になるんだろうなと覚悟しています」

リカさん(41歳)が苦しそうな表情でそう言う。彼女が夫から投げつけられた言葉は、「出て行け」だった。

「うち、両親が不仲でしょっちゅうケンカをしていたんです。それでも母は我慢していた。ただ、母がついにブチ切れたのは、言い争いの最後に父が『出て行け』と怒鳴ったときでした。『あんたは、妻に対してそれを言うんだね。本当に出て行けと言うんだね』と確認した母は、『ああ、本当だよ。ガキも連れて出ていけ』と父が言うと同時にすごい勢いで父に殴りかかりました」

それを目の当たりにしてしまった、当時9歳のリカさんはいたく傷ついた。3年後、両親は離婚した。リカさんの3歳上で高校生になったばかりの兄、中学生になったばかりのリカさん、2歳下の弟は母とともに家を出た。

「のちに母は、あの『出ていけ』の一言で、すべてが嫌になったと言っていました。ただ、母は準備期間をもうけ、弁護士も入れて話し合ったので、それなりの慰謝料や養育費は取り決めたみたいだけど、結局は滞って貧乏生活だった。母は昼夜問わず働き、兄もアルバイトをしていました」

兄は勉強したくないと高校を出て就職、リカさんと弟は奨学金をもらって大学まで出た。時間がたっても、父が出て行けと叫んだ声と、母が父に殴りかかったときの形相を忘れることはできなかった。

対等な関係を築けると思っていた

「同い年の夫とは対等な関係を築けると思って結婚したんです。今、私は8歳と5歳の子を抱えて、日中、短時間だけ働いています。子育ても家事も9割は私がやっている。それなのに、出ていけと言われることに対して納得できないし、なによりそういう男だったのかというのがショックで……」

出ていけということは、夫はその家が自分のものだと思っているわけだ。妻や子どもは夫に寄生しているとでも? リカさんはそれを夫に問うた。

>追い打ちをかける心無い言葉
 
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