そこで今回は、改めて水分補給の大切さを振り返りつつ、見落としがちな「太りやすい飲み物」について解説します。
大人でも油断は禁物!夏の水分補給の大切さ
のどが渇いているなと感じるときにはすでに脱水症状が始まっているので注意が必要です。汗をかきやすい夏は体から失われる水分量が多く、その分を補ってあげなければ熱中症のリスクが高まってしまいます。人の体は37℃前後で臓器が活発に動くようにできているため、体のなかの熱が排出されない熱中症の状態では臓器の働きが鈍くなり、しびれやめまい、こむら返りなどのさまざまな症状が現れやすくなります。
熱中症を防ぐためには、脱水を起こす前に水分とミネラルをしっかり取ること、そして体に吸収されやすくするために糖分を一緒に取ることが大切です。また、水分は一度にたくさん吸収されにくいため、こまめに飲むことが大切です。暑さが厳しい夏は、常に飲み物を持ち歩いて、水分補給を心がけましょう。
熱中症は子どもや高齢者に起こりやすい症状ですが、大人でも暑さに慣れていなかったり水分が不足しているような状況次第では熱中症を起こすことがあります。油断せず対策をするようにしましょう。
知らないうちに高カロリーになりやすい飲み物とは
水分補給をする際に注意したいのが飲み物のカロリーです。飲み物は砂糖や脂質の量が見えづらく、知らないうちに高カロリーになっている場合があります。まずは、高カロリーになりやすい飲み物の特徴をみてみましょう。
・ラテ系の飲み物
チョコやコーヒーなどと併せて生クリームやシロップをたっぷり使ったラテ系の飲み物は、高カロリードリンクの代表格です。ドリンクというよりもスイーツと捉え、カロリーを意識して選びましょう。
・炭酸飲料
レモンスカッシュやメロンソーダなどの炭酸飲料はのどごしが良く暑いときには飲みたくなりますよね。しかし、こういった飲み物は100mlあたり50kcalほどのものもあり、ペットボトル1本では200~300kcalにまでになってしまうことも。パッケージの成分表示は100mlあたりでカロリーが表示されているものが多いので、知らない間に取りすぎないように注意しましょう。
・砂糖が入った紅茶
お茶はお茶でも紅茶は砂糖が入っている商品が多く、ジュースに匹敵するほど高カロリーのものも。特にミルクティーは多量の砂糖や乳脂肪が含まれているので高カロリーになる場合が多くあります。
太らないために気を付けたい!飲み物選びのポイント
カロリーが高くなりやすい飲み物の特徴は、
- トロッとした状態のもの
- 乳製品が含まれているもの
- 甘みが強いもの
- 上記いずれかの条件を満たし量が多いもの
水分補給はどんなものでもよいわけではありません。熱中症予防のためなら基本的にはスポーツドリンクが、普段の補給用にはお茶や水がおすすめです。夏は冬よりも代謝が落ちる季節なので、食事や間食だけではなく飲み物から摂取するカロリーも意識してくださいね。