世の中にデジタル化が進行する中で、もし50代のおひとりさまでITに苦手意識がある場合は、とても危険です。というのも、現在の50代は、定年後も含めると、あと10~20年は働く可能性があります。その間、「苦手だから」と避けていると、将来、最低限の仕事さえできなくなってしまう可能性があるからです。
デジタルツールで広がる選択肢とは?
50代になるまで、仕事・プライベートでもパソコンなどのデジタルツールに触る機会が少なかった方にとって、「50代から、苦手なことを覚えるなんて」と思ってしまうかもしれません。しかし、今後、デジタル化が進む現代では、デジタルツールを自在に使うことで、さまざまな選択肢が広がります。たとえば、定年後、新たな職探しをするときなどは、パソコンを使い慣れていたり、WordやExcelが自在に使えたりすれば、仕事探しの際にも有利になるでしょう。プライベートでも、料理レシピを調べたり、ヨガの動画を見たりなど、自分の欲しい情報を無料で手に入れることができます。また、比較的安い料金で、映画を観たり、音楽を聴いたりなども楽しめます。
将来の仕事探し、趣味を楽しむために、パソコンやスマホなどデジタルツールを今のうちから積極的に使うようにしましょう。
とくに、おひとりさまの場合、会社で働いているときは、パソコンなどがあまり使えなくても、周囲に聞いて教えてもらうことができます。しかし、退職してしまった後、身近に聞ける相手がいなければ、どんどん知らないことが増えてしまうかもしれません。早いうちに、マスターしておけば、後に不便を感じることはないはずです。
パソコンスキルが向上すれば、在宅で収入につなげることも可能
パソコンなどのデジタルツールに苦手意識がなくなれば、定年後、在宅ワークでの収入確保が可能になるかもしれません。コロナ禍ではリモートワークが増えました。実際、現時点でも、リモートワークでは、WEBデザインやホームページ制作、WEBライティング、画像や動画の編集、テープ起こしなど、さまざまなものがあります。
パソコンなどのデジタルツールに慣れて、さらに興味が湧けば、その先にある専門スキル習得なども狙えるかもしれません。
たとえ、50歳まではデジタルツールが苦手だったとしても、学問や習い事をするのに年齢などはありません。老後を豊かなものにしたいという目的があれば、意外とスムーズにマスターできる場合もあります。とりあえず、パソコンを学びたいと思ったら、まずは本で親しんでみるとよいでしょう。パソコン関連書籍は、頻繁に刷新されるので、図書館で最新のものを借りるのをおすすめします。
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