Threadsの使い方やTwitterとの違いとは(画像はイメージ)
<目次>
Threads(スレッズ)とは?
Threadsとは、FacebookやInstagramを運営するMeta社が新たにリリースしたSNSアプリのことです。Instagramが写真ベースのSNSであることに対し、Threadsは文字ベースのSNSであることから、今後ユーザーシェアにおいてTwitterと競合すると予想されています。イーロン・マスク氏によるTwitterの買収以降、Twitterでは度重なる仕様変更や閲覧制限の発表など混乱が続いています。Threadsのリリースの背景には、Twitterに見切りをつけたユーザーをThreadsに移行させたいという狙いがあるともいわれています。
ThreadsがどんなSNSかを知るために、まずはその機能をTwitterと比較してみます。
ThreadsとTwitterの機能の違い
執筆時点(2023年7月8日)で分かる、ThreadsとTwittterの機能の違いを見ていきましょう。■文字数
Threads:500文字
Twitter:140文字
■動画投稿
Threads:5分
Twitter:2分20秒
■写真投稿
Threads:10枚
Twitter:4枚
■ハッシュタグ機能
Threads:なし
Twitter:あり
■トレンド機能
Threads:なし
Twitter:あり
■ダイレクトメッセージ機能
Threads:なし
Twitter:あり
■ユーザー数
Threads:1億人(2023年7月10日時点)
Twitter:3億3300万(2023年6月5日時点)
Twitterと比較して、Threadsには実装されていない機能が多い印象がありますが、ユーザー数の増え方はThreadsが圧倒的な勢いを見せています。
Threadsは今後アップデートを重ねていくとの情報もあるので、追加される機能に注目していきたいですね。
Threadsを始める方法・手順
Threadsを始めるには、Instagramのアカウントが必要となります。Instagramのアカウントを持っていない人は、まずアカウントを作成するようにしてください。Threadsを始める手順は以下の通りです(2023年7月8日時点)。
1.
Instagramのアカウントを作成したら、Threadsアプリをダウンロードします。すでにアカウントを持っている人は、そのままアプリをダウンロードしてください。
>「Threads」iOSアプリ
>「Threads」Androidアプリ 2.
次に、Instagramのアカウントが表示されるので、タップしてログインします。 3.
Threadsのプライバシー設定を「公開」または「非公開」に設定します。 4.
次にプロフィールを入力します。Instagramからインポートすることも可能です。
InstagramアカウントでのフォロワーがThreadsアカウントを有している場合、該当するユーザーが表示されるので、そのままフォローすることも可能です。 5.
最後に「Threadsに参加する」をタップして登録完了です。
Threadsの特徴
Threadsには以下のような特徴があります(2023年7月8日時点)。- 利用するにはInstagramのアカウントが必要
- プロフィールにリンクを貼ることができる
- リツイートの代わりに「再投稿(リツイートに対応)」や「引用(引用ツイートに対応)」ができる
- URL投稿ができる️
- 検索機能で探せるのはアカウントのみで投稿内容は探せない
- タイムラインでフォローしているユーザーのみの表示はできない
- アカウントの切り替えができないので、ログアウトする必要がある
- パソコンから開くことができない
- Threadsアカウントを完全に削除する場合、Instagramアカウントも同時に削除される
Threadsに対するユーザーの声
Threadsを始めた人の感想をTwitterから集めてみました(2023年7月8日時点)。どのユーザーにとっても、まだまだ“お試しの利用”といった様子がありますね。
スレッズでよくわからないのはタイムラインの仕様。
・オススメだけ表示される
・自分がフォローした人のみの表示はできないこれは、面白いのか……?
TwitterとThreadsそれぞれ活動してる人が違うから、多様な価値観や考えや発信に出会えて面白い。
元々やっていたInstagramから基本的なプロフなど自動的スライド。Instagramのフォローもそのまま継続され……インスタでいいじゃん!という印象
一応Twitter使えなくなったとき用の避難所として、さっき作ったのでフォローしておいてください
なんか話題になってたから試しに入れてみた
Twitterに似てて使いやすそうな気がする
Threadsに期待したいアップデート
Threadsを利用した個人的な感想として、キーワードなどで投稿を検索できないため、情報収集のツールとしては不十分であるといえます。しかし、「便利な機能はユーザーが増加し、多くの情報が流れるようになってから有用になる」「サービス開始時には“居心地の良さ”がより重要であるため、意図的にこのような仕様を組み込んでいないのでは」と考えることもできます。
現時点でTwitterにできてThreadsにできない機能も、ユーザーが増加し、情報が流れるようになった時点で実装される可能性が高いです。今後のアップデートに期待ですね。
ThreadsはTwitterの代替SNSになるのか?
ThreadsはFacebookやInstagramを運営するMeta社によって運営されています。Threadsの今後を考える上で、これらの既存SNSとの関係性を考えることが重要となります。現時点でFacebookとThreadsの連携機能はありません。実名コミュニケーションが基本であるFacebookとの連携機能があると、匿名アカウントが多数を占めるTwitterユーザーの心をつかむことはできないという考えがあることが推測できます。
一方で、InstagramとThreadsはソーシャルグラフ(SNS上の人間関係)を共有する形で設計されています。Threadsは、Instagramを基盤にして、Twitterに似たプラットフォームを再構築したものといえるでしょう。
さて、ここで問題となるのが「匿名性」です。
Twitterは、その匿名性から人気を集めました。ThreadsはFacebookとの連携がない一方で、Instagramを基盤としているため、Twitterに比べて匿名性に関しては中途半端な立ち位置にあるといえます。
匿名性のあるSNSは犯罪の温床になるリスクがあるため、ThreadsがTwitterよりも健全なSNSとなる可能性は高いと思いますが、代わりに自由につぶやくことが制限されます。ThreadsがTwitterに代わるSNSとなるかどうかは、Threadsがどのように「自由」と「健全性」のバランスをとるかにかかっているといえるでしょう。
今後のThreadsの行方に注目していきたいですね。