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シニアが園芸をすることで得られるさまざまな良い効果
シニアになったら、現役時代よりも自由に使える時間が増えてきます。「お金をたくさんかけなくても、楽しめるモノないかな?」と思うこともあるはず。そんな人におすすめなのが「園芸」です。園芸は土に触れたり、植物の成長を眺めたりすることで、心や体に癒しを与えてくれます。さらに、収穫した野菜を食べたり、お花を部屋に飾ったりなどもできるという「実益」も得られます。
今回は、シニアが園芸をすることで得られるさまざまな良い効果を紹介します。
シニアが園芸を始めたら? 得られる効果1:野菜や果物を栽培すれば食費が節約できる
園芸で育てることができる植物は多種多様ですが、観賞するだけでなく、食べられるものとなれば、モチベーションは格段に上がります。野菜や果物は、丹精してお世話をすれば、多くの実をつけてくれることもあります。取り組み次第では、家庭菜園をすることで食費が節約できるという実益が得られるでしょう。
その際、注意したいのは、初期費用を抑えること。
プランター、野菜の種、移植ごて・スコップ、軍手、防虫ネット、ジョウロなどの園芸用品は、おしゃれなものなどありますが、こだわらずに100円ショップで調達しましょう。結構頑丈な作りの商品なので、繰り返し使うことができます。
野菜の苗・液肥・肥料入りの土は、ホームセンターで購入することになりますが、1~2種類であれば、2000円以内でそろえることができるでしょう。
最初は最小の初期費用で行い、慣れてきたら少しずつ野菜の種類を増やしましょう。種の撒き方や育て方については、図書館で本を借りてきたり、インターネットの無料動画などを利用したりして調べましょう。
シニアが園芸を始めたら? 得られる効果2:共通の話題がモトでの充実した人間関係
花や野菜を育てるようになると、いろんなお宅のお庭や畑の様子が気になりはじめます。「すごく立派な実がなっていますね」「このお花の名前はなんですか?」等、花や野菜のことで自然と会話が弾むこともあります。その流れで、お互いの園芸知識を共有したり、収穫を分け合ったりという交流も生まれるケースがあるでしょう。
人間関係に煩わされるのが嫌という人でも、園芸という共通の話題を通したお付き合いであれば、抵抗なく楽しめるのではないでしょうか。そういう意味では、園芸は、人間関係の潤滑油になる趣味といえます。
シニアが園芸を始めたら? 得られる効果3:植物の癒し、規則正しい生活で心身がイキイキ
通常の生活をしていると、屋外で自然に触れる機会は少ないものですが、園芸をすることで、植物と関わりリフレッシュできます。また、日々、水をやったり、日当たりを見ながらプランターの位置を変えたりといった細々とした作業は、1日のうち決まった時間に行うため、規則正しい生活になります。
さらに、「おいしくなってほしい! たくさん穫れたらいいな!」と想いながら、植物を世話した結果、大きな収穫が得られたら、充実感・達成感はこの上ないものがあるでしょう。
まとめ
園芸初心者の方であれば、最初は1500~2000円ぐらいの予算で、十分に花や野菜の栽培が楽しめます。食費の節約、趣味を通しての交流、心身の癒しと健康などの実益が得られるのも魅力的です。まずは、簡単なものから始めてみるとよいでしょう。【関連記事をチェック!】
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