菩薩は如来の直属の部下

菩薩の仲間、観音菩薩にはいろいろな形がある。これは十一面観音
菩薩は如来のひとつ下の位で、もうすぐ悟りの境地に至る存在です。仕事は如来を助けることなので、会社で言えば、社長の下の部長という感じでしょうか。

しかし、もともとはお釈迦様が悟りに至る前の姿を表しているとも言われ、お釈迦様は釈迦族の王子様だったので、菩薩は、冠をかぶったりアクセサリーを身につけていたりします。

菩薩にも如来同様にいろいろと種類があります。よく知られているものは、観世音菩薩(観音様)、弥勒菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩などです。

弥勒菩薩は、現在は菩薩ですが、五十六億七千万年後に如来となることが決まっているため、如来の姿で表されることもあります。

文殊菩薩は獅子に乗っていることが多く、普賢菩薩は象に乗っていることが多いです。が、これも例外がありますので、注意してください。

地蔵菩薩は、菩薩の中では例外的に人間の僧侶の姿をしています。弥勒菩薩が如来となってこの世に現れるまでの五十六億七千万年間、この世の迷える人々を救う役目を持つからです。

観音様は変身例が多い

観音様の変身例のひとつ、如意輪観音
観音様こと観世音菩薩は、菩薩の中でももっとも人気が高いです。そのため、人それぞれのニーズに合わせて姿を変え、さまざまな手段で人を救います。

観音様は、もともとは手が二本、頭がひとつの、人間と同じ姿をしています。聖観音と言って、あらゆる観音様の基本形です。

もっともよく見かける観音様の変身例は千手観音です。手がたくさんあると、それだけたくさんの人を救えるために人気があるのです。

頭が十一個ある十一面観音もよく見かけます。

如意輪観音も、立てひざをしたセクシーポーズで人気です。手に持った如意宝珠は、どんな願いもかなえてくれる魔法の玉です。


明王は派手なポーズと
怒った顔が特徴です

明王の代表例はお不動さんこと不動明王
明王は、仏教に帰依しようとしない者たちを力づくでも教え諭す役目を持つため、怒りを表す表情をしており、ポーズも動きがあって派手です。もっともよく見かける明王はお不動さんこと不動明王です。

明王は背中に炎をしょった勇ましい姿で、表情も恐いですが、本当は心優しいとも言われます。

天はもともと
インドの神様

毘沙門天は、「天」という字がつくので天の仲間
最後の天は、もともとはインドに古くからあった宗教(ヒンズー教、バラモン教など)の神様が仏教の世界に取り込まれたものです。そのため、ヒンズー教の中での位は高くても、仏教界での位は下になります。

○○天という名のついた仏様は、すべて天のグループに属します。たとえば毘沙門天(四天王のひとりで、四天王の中にいるときは多聞天と呼ばれる)、大黒天、弁財天、帝釈天、など。

阿修羅は戦いの神様で、天に住んでいましたが、帝釈天と何度も戦って負けたということです。そのため天の世界からも追放されたのですが、やがて、仏教の教えによって改心し、仏教を守る八部衆のひとりとなりました。