ヘルメットを着用しなかった場合、罰則はないが注意点も……
2023年4月1日以降も、ヘルメットの着用は努力義務ですので、罰則はなく、逮捕されることもありません。ただし、努力義務規定を設ける背景には、法律が急に大幅に変わることを緩和する目的もあり、今後ヘルメットの着用が義務化される可能性もありますので注意が必要です。また、警察庁によれば、2017~2021年に発生した自転車乗用中の事故で死亡した人のうち約6割が「頭部」に致命傷を負っており、ヘルメットを着用していない人はしている人に比べて致死率が約2.2倍高いとして、命を守るためにヘルメットの着用を呼びかけています(※2)。
自転車乗用中のヘルメット着用状況別の致死率(2017年~2021年合計/※2)
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