家計簿・家計管理

お金持ち体質は、物価爆上げ時代も断捨離する?それともモノを溜めこむ?

「コロナがあったり、物価が上がったりしていますが、やはり断捨離が重要でしょうか?」という質問をもらいましたので回答します。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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お金持ちはどんな時代でも必要なモノしか持たない?

「コロナがあったり、物価が上がったりしていますが、やはり断捨離が重要でしょうか?」という質問をもらいましたので回答します。

私の考えとしては、基本的にはどのような社会・経済環境であっても断捨離が必要です。不要なモノに囲まれて生活したい人はいないでしょうから。そもそも自分に自信がない人ほど「モノを持っている」という状態に満足感と安心感を覚え、モノを溜め込む傾向があるそうです。

私自身は「良いモノ・自分が気に入ったモノを長く使う」という発想で暮らしており、たとえば服は穴が開くまで着るので、15年以上着ている服もたくさんあります。

ユニクロで買ったフリースジャケットもとても丈夫で、10年経っても糸のほつれすら出ない。なのでもう10年以上、靴下とジョギングパンツ以外の服は買ったことがありません。まあ、私の例は極端かもですが。

また、たとえばエアコン・冷蔵庫・洗濯機といった大型家電も長く使うモノですが、そのときの最上位機種を買うようにしています。上位機種から最新の省エネ技術が搭載される傾向があり、光熱費が抑えられるからです。

ミネラルウォーター、ティッシュペーパーなどの防災用品は半年分、備蓄しています

ただし私が断捨離しないモノもあります。そのひとつは防災用品です。

東日本大震災のときに経験した人も多いと思いますが、災害時はミニマルな生活がアダとなることもあります。

わが家では数年前の自宅建築の際にストックルームを作り、そこに防災用品を保管しています。
ミネラルウォーター・ティッシュペーパー・トイレットペーパーは半年分の在庫がありますし、パックごはん・カップ麺・カセットコンロのガスは2週間分の在庫を消費しながら補充しています。
備蓄はしっかりと行う

備蓄はしっかりと行う

おかげで2020年初頭、新型コロナウイルス感染症の影響でペーパー類の買い占め現象が起きたときも、まったく困ることはありませんでした。また、防災用の電気製品(ハンディーライト・ラジオ)も充電式ではなく、電池式なので電池の在庫も多数確保しています(これも経年劣化しますから子どものおもちゃに流用しています)。

クルマに対する考え方は「安全」が最優先に


一方、最近考えが変わったこともあります。そのひとつがクルマです。

これまでは「どうせ移動の道具だから何でもいい」「新車にこだわることはない」という考えでした(余談ですが、さらにその前の会社員時代は見栄を張っており「新車の高級車で最上級グレード」にこだわっていましたが、いま振り返ると幼かったなあ、としみじみ思います)。

しかし小さな子どもを乗せるようになり、とにかく「安全」が最優先となりました。

それで以前乗っていた中古の軽自動車をやめ、ADAS(先進運転支援システム)の機能を意識し、新車の乗用車(4WD)を短い期間で買い替えようという考えになりました(追突事故などの映像を見ると、特にドイツ車の頑丈さを痛感します)。

モデルチェンジのたびにADASは進化しますし、衝突安全性も燃費も良くなる。それに昨今は半導体不足や中古車の多くがロシアに輸出されて中古車不足ということもあり、中古の下取り価格も上がっていますから。

もっとも、クルマの選び方は子どもたちが巣立っていけばまた変わるとは思いますし、人によっても違うでしょう。

ちょっと断捨離の話からそれてしまいましたが、断捨離とは捨てることが目的ではなく「自分にとって本当に大切なモノを残すこと」であり、自分の幸福に貢献する生き方を追求する手段のひとつだと思います。

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