
物価高が続く中、以前のように気軽に旅行ができなくなったと悩む人も多いのではないでしょうか。しかしそんな中でも、工夫を凝らして旅を楽しみ続けている人たちがいます。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「物価高でも旅を楽しむ人の『家計やりくり』調査」を実施しました。今回はその中から、大阪府に住む62歳男性のエピソードを紹介します。
伊香保温泉で味わった昔ながらの温泉街
【回答者プロフィール】
・年齢:62歳
・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:正社員
・職業:事務
・世帯年収:650万円
・貯蓄:800万円
最近、男性が行って感動した旅先は「群馬・伊香保温泉」だそう。どんな思い出ができたのでしょうか。
「石段街をゆっくり歩きながら食べ歩きをしたり、温泉に入ってのんびり過ごしました。昔ながらの温泉街の雰囲気が残っていて、夜のライトアップもきれいで印象に残りました」
真っ先に削った支出は
旅行を満喫した様子の男性ですが、物価高の中でどのように旅行代をやりくりしているのでしょうか。真っ先に削った支出について聞くと「外食費」と答え、外食の回数を減らして自炊を増やすことで、月1万円を削減したと言います。
なぜ、そこを真っ先に削ろうと思ったのでしょうか。
「外食は便利ですが、回数が増えると出費が大きくなりがちです。だからこそ自炊を増やせばまとまった額の節約につながり、旅行の費用に回せると思ったので、最初に調整しました」
日々の外食を少し控え、自炊を増やすという無理のない見直しが、旅行資金の捻出につながっているようです。
「宿の快適さ」は妥協しない
外食は控える分、男性が旅行で「ここは妥協しない」と決めているのが、宿泊先の快適さです。
「旅行では、ゆっくり休むことが目的の1つで、宿泊先がいいと満足度が高くなります。温泉や部屋の雰囲気がいいと、旅行全体の思い出も良くなると感じるためです」
とはいえ、物価高の折、宿泊先にお金をかける分、食事のとり方を工夫していると言います。
「観光地の食事やお土産の値段が、以前より高くなっていると感じます。そこで昼食は、地元のスーパーや道の駅で買ったものを食べるなど、少し工夫して出費を抑えるようにしています」
宿にはしっかりお金をかけ、昼食は身近な場所で抑える。メリハリのある使い方が見えてきます。
旅は「大事な楽しみの1つ」
男性にとって旅行はどのような存在なのか、物価高でも旅行を諦めない理由を聞きました。
「旅行に行くと気分転換になり、日常とは違う景色や食事を楽しめるからです。仕事の疲れもリフレッシュできるので、自分にとっては大事な楽しみの1つです」
最後に、今後の「旅とお金の付き合い方」について考えていることを聞きました。
「今後は無理に遠くへ行くより、近場でもいい場所を見つけて旅行を楽しみたいと考えています。費用とのバランスを見ながら続けていきたいです」
削るところは日々の外食、譲れないのは宿の快適さ。抑える支出と守る支出にメリハリをつけることが、物価高の時代に長く旅を続けていくための1つの形かもしれません。
<調査概要>
物価高でも旅を楽しむ人の「家計やりくり」調査
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月9~10日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:53人、女性:147人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
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