
物価高が続く中、以前のように気軽に旅行ができなくなったと悩む人も多いのではないでしょうか。しかしそんな中でも、工夫を凝らして旅を楽しみ続けている人たちがいます。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「物価高でも旅を楽しむ人の『家計やりくり』調査」を実施しました。今回はその中から、神奈川県に住む40歳女性のエピソードを紹介します。
子どもの誕生日に訪れた八ヶ岳のホテル
【回答者プロフィール】
・年齢:40歳
・家族構成:既婚(子あり)
・雇用形態:パート・アルバイト
・職業:一般事務(不動産管理業)
・世帯年収:550万円
・貯蓄:10万円
最近、女性が行って感動した旅先は、子どもの誕生日に訪れた山梨県のホテルだそう。どんな思い出ができたのでしょうか。
「八ヶ岳のホテルに泊まりました。家族みんなで温泉に入れたり、大きな遊び場があってたくさん遊べたりと、楽しかったです。これまでまったく旅行に行けていなかったのですが、子どもの誕生日だけでも、しっかりお祝いができてよかったです。子連れ大歓迎のホテルで、夜は小さい子どもと一緒におやつを食べたり、ジュースを飲んだりできる空間もあって、そのような配慮に感動しました」
「半額くらいで済むので」
家族で旅を楽しんだ女性ですが、物価高の中でどのように旅行代をやりくりしたのでしょうか。まず取り組んだのは、日々の小さな節約でした。
「自販機で飲料水を2人分買うだけで400円近く、家族3人だと600円近くかかります。家から持っていったお茶や、安い時にスーパーで買ったジュースを持ち歩けば半額くらいで済むので、簡単に続けられると思って始めました」
結果、月2000円以上を節約できたといいます。さらに、宿泊費にも工夫がありました。
「ホテル代は平日と休日でかなり違うので、1カ月以上前に、平日の安い日で予約を取りました。かなり割引が利いた状態で泊まれて、土日に泊まるより2万円以上お得になりました」
早めに、そして平日を狙って予約する。ひと手間かけるだけで、宿泊費を大きく抑えられたようです。
そして旅先での交通費を抑えるための工夫もしました。
「先日の八ヶ岳の旅行では、ガソリン代や高速代が高かったので、なるべく近い範囲内で観光しました。何度も高速を乗り降りしないよう、ルートも考えました」
女性が入念に旅の計画を練ったことがうかがえます。
思い出に残るものは「ケチらない」
こうしていろいろな出費を抑えた分、女性が「ここは削らない」と決めているのが、“思い出に残るものへの支出”です。旅先での記念のハンカチや、その土地でしか食べられないものは、あえてケチらないようにしているといいます。
「旅行中ではないと経験できないことや、見られないものがたくさんあると思うので、せっかく行ったならたくさん楽しんで、いい思い出も作って帰ってきたいからです」
「節約しているからこそ、罪悪感なく使える」
女性にとって旅行はどのような存在なのか、物価高でも旅行を諦めない理由を聞きました。
「家族とのいい思い出作りになりますし、日常では味わえない経験もできます。普段頑張っている分、たまに行く旅行くらいは思い切り楽しみたいですし、旅行に向けて仕事や家事も頑張れるからです」
最後に、今後の「旅とお金の付き合い方」について考えていることを聞きました。
「節約をずっとしているから、『こういう時は使ってOK』と、罪悪感なく使えます。旅行の時は、かけるものにはしっかりお金をかけて、思い切り楽しむようにしています。いつまで元気で健康でいられるかは分かりません。貯金もしていきたいので節約旅ですが、楽しめる時にしっかり楽しもうと思っています」
日々の節約があるからこそ、旅では思い切りお金を使える。無理なく続けている女性のやりくりは、物価高でも旅行を諦めないための1つの形かもしれません。
<調査概要>
物価高でも旅を楽しむ人の「家計やりくり」調査
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月9~10日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:53人、女性:147人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
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