
物価高によって、日々家計のやりくりに頭を悩ませている人は少なくないでしょう。そこに結婚や出産、住宅購入などの大きなライフイベントや、転職などが重なると、家計への影響はより大きくなります。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「本気で家計を見直した瞬間」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、転職成功による収入増加をきっかけに生活水準が上がり、家計のピンチを迎えたものの、夫婦でやりくりを見直して改善へと踏み出した、徳島県に住む27歳女性のエピソードを紹介します。
回答者プロフィール
年齢:27歳
家族構成:既婚(子なし)
世帯人数:2人
雇用形態:正社員
職業:人事
世帯年収:800万円
貯蓄額:100万円
「貯金にまで手を出してしまっていた」
女性が人生で最もお金の不安を感じたのは、夫婦ともに転職に成功し、世帯年収が増えた後のことでした。収入が増えたことで、無意識のうちに生活水準が上がってしまっていたと言います。
「毎月ご褒美と称して高いご飯を食べに行ったり、プチ旅行の頻度が増えたりしました。財布を夫婦で別にしており、ろくに家計管理をしておらずお金を使いすぎていて、ある時、貯金にまで手を出してしまっていたことに気が付きました」と、当時を振り返ります。
その時は、自身の貯金が尽き、クレジットカードを利用して翌月の給料を当てにする生活が続いていたそうです。
「クレジットカードを使わないで、預金残高だけでやりくりするという対策もせず焦っていました」
人との金銭感覚の違いが露見して……
そんな女性が「本気で家計を見直そう」と決意した直接のきっかけは、同年代の友人たちとの集まりでした。
「同年代の友達と集まった時に、人との金銭感覚の違いが露見して、このままではいけないと感じたためです。友達が思っていたより貯金をしていて焦りました」
周囲の堅実な貯蓄実態を知ったことで現実と向き合った女性は、すぐに夫婦での家計改善に取り組みます。まずは、お互いの支出の現状を把握することから始めました。
「アプリを使って、夫婦で使っているお金を見える化しました。いかに自分たちが無駄遣いをしているか把握するためです」
さらに、毎月の予算を厳格に設定。「もし予算を超えてしまう場合は他の予算から流用する」というルールを徹底しました。
もしも当時、本気で家計の見直しをしていなかったらどうなっていたか尋ねると、「おそらく、生活水準を下げられないまま、夫婦共々クレジットカードありきでの生活になっていたと思います」と話します。
子どもの誕生やマイホームに向けた貯金をしたい
家計管理をルール化したことで、現在、女性は毎月5万円程度貯金ができるようになるなど、計画的なやりくりが定着しています。
この経験を経て、今後はどのような家計や暮らしを目指していきたいか聞くと、将来を見据えた目標を教えてくれました。
「毎月5万円を目標に貯金を続け、一定額が預金口座に残せるような家計を目指したいです。また、子どもが生まれた時や、マイホームを買う時の頭金を払えるくらいの貯金をしたいです」
収入増による気の緩みから一時的に家計の危機を迎えたものの、友人の姿をきっかけに夫婦で支出を可視化し、ルールを設けたことが、将来のライフイベントへ向けた前向きな資産形成につながっているようです。
<調査概要>
本気で家計を見直した瞬間に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施期間:2026年5月27~28日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:50人、女性:147人、回答しない:2人、その他:1人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
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