将来、どのような生活を送りたいのかを考える
老後で破産しないためには、できるだけ多くのお金があれば安心です。とはいえ、いくら大金を持っていても、それ以上の消費があればお金は足りなくなってしまいます。大切なことは、セカンドライフにおいて、どのような生活を送りたいのかを考え、そのうえで、生活を送るにはどれくらいの費用がかかるのかを確認することです。
たとえば、持ち家に住むのか、賃貸に住むのか。もし持ち家なら、住宅ローンの有無や管理費などの有無によって、かかるコストが変わってきます。自分が老後に住みたい場所、家にかかる費用はいくらなのかを算出してみましょう。また、夫婦のみで暮らすのか、他の家族も一緒なのか、一人で暮らすのかによっても、生活費は変わってきますので、考えておくことは重要です。
今の暮らしを続けたい場合についても、今支出している費用をもとにセカンドライフでこのぐらいのお金がかかりそう、と想定をしておきましょう。
基本的に、現状の生活費よりもセカンドライフの生活費の方が低くなる傾向がありますが、支出は多めに見積もっていた方が、後から足りなくなることはなくなります。
どのような生活を送りたいのかを考えて、それぞれにかかる費用をシミュレーションし、予算を立てておくことが大切です
生活を見直し、セカンドライフを見据えた貯蓄を開始する
セカンドライフに必要な金額が分かったら、それに向けて貯蓄をしなければなりません。そのとき、まず取り組んでほしいのが今の生活・生活費を見直すことです。見直すポイントは、不必要な出費はないか、無駄な部分はないのかを見極めることです。具体的には、公共料金のプランの見直し、通っていないスポーツクラブや不要なサブスクリプションを解約するなどがあります。また、余力があるときには食費も見直しをし、底値買いを実践したり、特売日を上手に活用したりすることです。
これらの支出を見直して余裕が出てきたら、どのように貯蓄をするのかを考えていきます。
貯蓄方法はいろいろありますが、50代前なら投資信託や株などのリスク性のあるものを使って運用してもいいですね。50代でリスク性のある金融商品に慣れていないときには、銀行の積立をベースに貯めていくとよいでしょう。
おすすめの金融商品としては、iDeCoやNISAがあげられます。その他には、銀行の定期預金などもよいでしょう。
年金を加味してもなお、お金が足りないと分かっているときには、できるだけ長く勤めることを考えて準備しましょう。また、資格を取得して新たな収入を得る方法も考えて準備していくようにしてください。
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