もぐもぐタイムとは? 疲れた体と脳にエネルギーを補給する役割も
運動時の補食は手軽でサッと食べやすいものが理想的。干し芋はエネルギー源補給にぴったり。
運動中のエネルギー補給の大切さは以前から知られていましたが、補食やおやつを活用したエネルギー源の補給を一躍有名にしたのが、カーリング日本代表チームが銅メダルを獲得した2018年の平昌オリンピックでの「もぐもぐタイム」です。
「デッドタイム」と呼ばれる試合途中の時間に、作戦会議を行いながら補食をとる姿が話題になりましたが、これは試合後半でのエネルギー切れを防ぎ、集中力を高めるためにも欠かせないものと言えるでしょう。
もぐもぐタイム・運動時の補食の選び方・特徴
運動前・運動中の補食やおやつとしては、以下のような特徴のものがおすすめです。- 消化・吸収の良いもの
- 手軽に食べられるもの
- 個包装されているものがよりベター
- 鮮度や外気温を気にしなくても良いもの
一方、固形物の補食やおやつは消化・吸収にしばらく時間がかかるものの、持続的なエネルギー源として長く活用できるものが多いです。この他にも屋外などで、手が洗えない環境であっても個包装のものであればサッと食べることができますし、乾燥した食品であれば気温による傷みを気にする心配も少なく安心です。
もぐもぐタイムにおすすめの食べ物は? 干し芋やスポーツようかんなどが人気
オリンピックの舞台で実際に食べられていた補食は、干し芋やドライフルーツ、スポーツようかん、どら焼き、梅干しなどです。これらはいずれも運動中に食べたい補食やおやつとしての特徴に合い、エネルギー源の補給としての役割を果たしやすい食べ物と言えます。この中でも、特にアスリートに人気のあるのが干し芋です。サツマイモを干して作られた干し芋は糖質と食物繊維が多く、一度食べると長く持続するエネルギー源としても注目されています。運動時には発汗によってミネラル分が失われますが、干し芋にはミネラル分の一つであるカリウムが多く含まれており、足のつり、筋けいれん予防などに効果が期待できます。この他にも干し芋同様にカリウムを多く含む干し柿やドライフルーツなど、好みに合わせて準備することも良いですね。
またスポーツの場面を想定して作られたスポーツようかんも手軽に食べられる補食の一つです。個包装され、片手でも食べられるようにスティック状になっています。少量でもエネルギー源を補給できるので、スポーツに限らず小腹が空いたときなどにもサッと食べられる手軽さが便利です。
補食やおやつは運動中に起こる体や脳のエネルギー切れを防ぐために欠かせないものです。比較的準備しやすいものも多いので、スポーツだけではなくウォーキングや自宅・ジムでの運動などにもぜひ取り入れてみてください。