木枯らしの休日、広尾から続く坂道を全速力で駆け上がるオカダの姿。師走にはまだ早いというのに、ひどくあわてた様子です。おや? 手にはブランドの小さな紙袋。
もしかして、お世話になりっぱなしのマツドセンセに感謝を込めたクリスマスプレゼント?
入門六 防げお蔵入り! Xmas限定コスメ
【登場人物紹介】
オカダ【おかだ】 All About [メイク・コスメ] ガイド。 チョーナンも1歳8か月をむかえ、「もはや産後ではない」ミソジオンナ。出産育児を経てすっかり鈍ったメイクの勘は徐々に取り戻せつつあるようだけど、困ったコトがあればすぐにヒトに頼る“のび太体質”は一生モノ……らしい。 詳しくはこちらを! |
マツドセンセ【まつどせんせ】 メイクサロン・アヤソフィア代表 TVやCMなどさまざまな現場で活躍中の現役メイクアップアーティストにして、南麻布の隠れ家メイクサロン・アヤソフィア代表。ラクしてきれいになりたいというオカダの“のび太的願望”をかなえる、メイク版ドラえもん。 詳しくはこちらを! |
オカダ:
はぁっ、はぁっ。ドラえ……いや、もといマツドセンセーッ!
マツドセンセ:
どうしたの? のび……じゃなかった、オカダさん! そんなにあわてて。
オカダ:
あの、これが、あれで、あれが、そーして……。
マツドセンセ:
まぁ、落ち着いて。整理して話してよ。
オカダ:
ほら、世の中クリスマスじゃないですか。「今年こそ衝動買いはしないゾ」と決意してたんですけど、またまた限定コスメにやられて買いまくっちゃったんです。
マツドセンセ:
はぁ。ま、いいんじゃないの、たまには衝動買いも。
オカダ:
それがよくないんですよ。見てください、コレ!
マツドセンセ:
ん? ボビイ ブラウンのパレットね。シックな色で、いい感じじゃない。
オカダ:
そう思ったんです。そう思ったからこそ買ったんです。お値段も手頃だし。
マツドセンセ:
使えそうな色みが4色そろって……おいくら?
オカダ:
ズバリ、税込み5,250円ナリ!
マツドセンセ:
へー。お買い得ぅ。
オカダ:
でしょでしょ~!
マツドセンセ:
で、何が問題なの?
オカダ:
あ、そうでした。せっかく買ったはいいけれど、どうも上手くつかいこなせるか自信がなくて困ってるんです。
マツドセンセ:
なるほど。
オカダ:
このままじゃまた“お蔵入り”コスメが増えちゃいそうで……。毎年クリスマスのたびに、オカダ家には買ったはいいけど未使用なコスメがごろごろと増えちゃうんですよ。
マツドセンセ:
ありがちな状況ね。
オカダ:
だって、限定っていわれるとつい買っちゃうんだもの。
マツドセンセ:
よっし。じゃ、今日はこのコを“お蔵”に入れないために、オカダさん向けの使いこなし術を研究してみましょ。
【入門! オカダのメイク道場・バックナンバーはこちらから】
「入門零・はじめに~ガイドよりごあいさつ」
「入門壱・4色シャドウを使いまわせ!」
「入門弐・たるみ毛穴を克服せよ!」
「入門参・マジ泣き対応アイメイクをマスター」
「入門四・くすみ肌には肌色チーク!」
「入門五・ナチュラル眉こそすべて!」
「入門六・防げお蔵入り!Xmas限定コスメ」(最終回・この記事)