Twitterで「凍結屋」と呼ばれるアカウントが、他ユーザーのアカウントを凍結させる事態が多発しています。企業の公式アカウント、個人アカウントの両方が被害にあっています。

もし「凍結屋」に狙われたら、どうしたらいいのでしょうか。Twitter Japanの回答とあわせて解説します。
凍結されてしまったアカウント

凍結されてしまったアカウント

 

Twitterアカウントの凍結とは

凍結とは、Twitterがルールに違反していると判断したアカウントに行う措置です。凍結されるとプロフィール画面に凍結されている旨が表示され、ログイン以外は何もできなくなります。フォロー数、フォロワー数もゼロになります。

凍結される主な理由は、「スパム行為を行っている」「攻撃的なツイートや行動をしている」「利用年齢(13才以上)を満たしていない」などです。誤って凍結された場合は、Twitterに異議申し立てができ、認められると以前の状態に戻ります。Twitterはさらに厳しい「永久凍結」という措置を行うこともありますが、この場合も異議申し立てができます。

自分のアカウントが凍結された場合、Twitterからどのツイートがどのルールに違反しているのか、連絡が来ることになっています。
 

アカウントを凍結させる凍結屋の手口

凍結屋と呼ばれるアカウントは、ある日TwitterのDM(ダイレクトメッセージ)を送ってきます。「〇〇円払わなければ凍結する」といったメッセージを添えてキャッシュレス決済での支払いを求める手口です。

ユーザーによっては、ある日凍結に気づき、凍結屋のアカウントがツイートに自分のアカウントを記載したことで、理由がわかった人もいます。凍結屋のツイートにはサイトのURLが記載されており、そこには凍結解除サービスをしていることが案内されています。
凍結屋と呼ばれるアカウント(現在は凍結済み)

凍結屋と呼ばれるアカウント(現在は凍結済み)

凍結させたアカウントを報告するツイート(現在は凍結済み)

凍結させたアカウントを報告するツイート(現在は凍結済み)

凍結屋のサイトには、凍結作業を引き受けることや凍結解除を行っていると書かれている

凍結屋のサイトには、凍結作業を引き受けることや凍結解除を行っていると書かれている

なぜ、凍結屋はアカウントを凍結できるのでしょうか。凍結屋は多数のアカウントを所持しており、狙ったアカウントを虚偽の内容で「報告」しています。現在は商品をおすすめするアカウントが「偽造品に関するポリシー」に違反していると通報されるケースが多いようです。
 

もし凍結されてしまったら異議申し立てをする

凍結屋と思われるアカウントからDMが来たら、そのDMをTwitter社に「報告」します。相手からフォローされている場合は「このフォローを削除」でフォローを解除させ、こちらからも外しましょう。そして、アカウントを非公開にします。

それでも自分のアカウントが凍結されてしまったら、Twitterのヘルプセンターのページから異議申し立てができます。凍結されているアカウントでログインし、「アカウントの凍結またはロックに異議申し立てをする」から問題を報告します。
Twitterの異議申し立て画面

Twitterの異議申し立て画面

これですぐに凍結を解除できれば、凍結屋を恐れることはないのですが、凍結された人達からは「違反していないことを理解してくれない」「自動返信メールが来るだけで対応してくれない」などの不満の声が挙がっています。

この対応についてTwitter Japanに問い合わせたところ、以下の回答がありました。

「具体的な詳細については現時点では調査中であり、事実関係の把握に努めています。本件に関する調査を継続し、不正に対して適切な措置を講じていきます。Twitterではポリシーの見直しを常に行っており、今後も必要に応じて対応してまいります。

なおグローバルで統一したルール、ポリシーのもと日本語だけでなく社会的な文脈も理解できる専任チームが24時間365日オペレーションを行っています。報告いただいたものはすべて担当者が目視で文脈も含めて確認しているためお時間をいただいています。また、我々の確認も完璧ではなく時には誤った対応をする場合もあります。誤った対応については、異議申し立てをしていただくことで、改めて確認いたします。

対応のスピードや精度について、利用者の皆様にご満足いただけない場合もございますが、社内で情報交換やディスカッションを緊密に行っております。より良い開かれた会話を行える場にするため、引き続き努めてまいりますので、どうかご理解いただきたいと思います。」(Twitter Japan広報)


現在は調査中でもあることから時間が掛かっているようです。今後のスピードアップが期待されます。

そして、Twitterでは「凍結屋が認証アカウントを持っており、認証アカウントからの申請だからすぐに凍結される」との説も流れています。しかし、Twitter Japan広報から「認証アカウントだから効果があるということはない」との回答を得ました。むしろ認証アカウントでもルールやポリシーに反すれば凍結の措置をするほど、公平に取り扱っているそうです。

頭に入れておきたい点は、凍結屋に金銭を支払っても、凍結したアカウントは解凍されないことです。アカウントの解凍はTwitter社にしかできません。また、凍結屋といわれる悪意ある利用者、対応を代行すると称する利用者とは一切関係がないとTwitter Japan広報は述べています。

Twitter社は凍結屋のアカウントを把握できるフェーズに入っており、順次凍結を進めているそうです。それでも、自分の大切なアカウントがある日凍結されてしまったら、取り戻せるか不安ですよね。ツイートやDMが使えないことで仕事に支障をきたすこともあるでしょう。

私たちユーザーができることは、凍結屋のアカウントを見かけたらTwitter社に報告し、凍結してもらうことです。凍結屋は自身のアカウントをTwitter社に凍結されても、次々にアカウントを用意します。これ以上被害者を増やさないように、見つけたらすぐに報告しましょう。そして、凍結屋に金銭を支払わないことも大切です。彼らに儲けが出ると、活動が活発化してしまいます。

本当は凍結屋に巻き込まれない確実な方法があるといいのですが、Twitter社に任せるしかないのが実情です。ただ、どこにでも悪い人はいるものです。悪い人は、儲からないと判断したらすぐに手を引きます。その日が一日も早く来ることを願っています。


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