アメリカのエリアガイド(4ページ目)

工業の発展を支えたアメリカ中西部

一般的にアメリカ中西部とは、ノースダコタ州やテキサス州より東、オハイオ州より西の12州を指します。地図で見ると東の方に位置しているのですが、100年以上も前からこのエリアを中西部と示していたため、今でもこの表現が使われています。

このエリアで日本人旅行者の多い場所は、イリノイ州シカゴやミシガン州のデトロイトなど。中西部は冷帯に属しているところが多く、夏の平均気温は20度代で、冬の平均気温は0度以下。冬の旅行は避けた方が無難かも。

シカゴ（中西部）

イリノイ州シカゴは、ニューヨーク、ロサンゼルスに次いで全米第三の都市。東は五大湖のミシガン湖に面していて、古くから五大湖工業地帯の中心地として栄えてきました。

ダウンタウンに立ち並ぶ高層ビルの展望台から見る夜景は最高の一語に尽きます。一度見たら忘れられない風景になるはず。

主な観光地は、遊園地やショッピングモールがある複合施設ネイビーピア、アメリカで最も背が高い建物ウィリスタワー（旧シアーズタワー）、そしてコンサートホールやシアターなどがある巨大な公園レニアムパークなど。

また公共交通機関が充実しているため、観光地をまわるのには地下鉄やバスが便利です。

デトロイト（中西部）

五大湖のエリー湖とヒューロン湖に挟まれたデトロイト。フォード社やクライスラー社、ゼネラルモーター社などの本社が置かれ、かつて自動車産業で栄えていた歴史から別名モーターシティと呼ばれています。

主な見どころは、古代エジプト美術から現代美術まで約65,000点を所蔵しているデトロイト美術館、1971年に月面走行した車などが展示されているヘンリーフォード博物館、17～19世紀のアメリカを再現したグリーンフィールドビレッジ、1982年開園のフォックスシアターなど。

デトロイトのダウンタウンは、ピープルムーバーというモノレールが運行されていて、旅行者の足に最適です。