年金・老後のお金クリニック

63歳で会社を退職後、年金をもらいながらアルバイトをしたら、健康保険料の支払いはどうなる?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、63歳で退職した後の健康保険についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

拝野 洋子

拝野 洋子

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 / 年金・社会保障 ガイド

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は、63歳で退職した後の健康保険についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:63歳になり会社を退職した後の健康保険料の支払いはどうする?

「来月で63歳になり、長年勤めた会社を退職する予定です。退職後は、年金は年200万円ほどもらいますが、年金をもらいながら厚生年金に加入せずアルバイト(年間100万円)をしたいと思っています。専業主婦の妻60歳と31歳のフリーターの子ども(年収120万円)がいるのですが、私の健康保険料の支払いはどうしたらいいですか?」(匿名希望)
 
退職した後の健康保険はどうしたらいい?

退職した後の健康保険はどうしたらいい?

 

A:退職後は、健康保険は任意継続するといいでしょう

各市区町村の国民健康保険料の金額は、前年の所得と世帯の頭数で保険料が決まります。会社で加入する健康保険と比べて、高めの保険料になることが多いので注意が必要です。

健康保険は、現在の会社で加入している健康保険を最長2年間、任意継続することができます。妻は60歳以上で年収180万円以内、子どもは年収130万円以内の収入なので、相談者の扶養に入ることができるため、現在の健康保険に任意継続する方が有利と思われます。

念のため、市区町村役場に国民健康保険料を、健保組合または会社の総務等に任意継続の健康保険料を確認して、比較してみてはいかがでしょうか。


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