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映画『彼女が好きなものは』前田旺志郎インタビュー「セクシュアルマイノリティについて深く考えた」(2ページ目)

映画『彼女が好きなものは』は、浅原ナオトの小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊)の映画化。本作で、ゲイであることを隠して生きる高校生の純(神尾楓珠)とBL好きであることを隠しているクラスメイトの紗枝(山田杏奈)の友人、亮平を演じている前田旺志郎さんにインタビューをしました! 

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

 

神尾楓珠くんとは共演をきっかけに友人関係に!

―純を演じた神尾楓珠くんとは初共演だそうですね。
 
前田
はい。共演をきっかけにすっごく仲よくなりました。撮影が終わっても連絡を取り合っていますし、プライベートで会うこともあります。彼はめちゃくちゃ面白い人ですよ。
 
―親友役ということで、撮影に入る前からコミュニケーションをとるようにしていたのですか?
 
前田
役の中で友達関係を演じる俳優さんとは、いつも撮影が始まる前に食事に行ったり、自分から話しかけるようにしたりしています。今回もそうですね。コロナ禍の前だったので、同じクラスの小野雄介役の三浦獠太くんとはバスケをやったり、もんじゃ焼きを食べたり。そんな風にコミュニケーションをとっていたので、楓珠とも自然に仲良くなりました。
彼女が好きなものは

左が神尾楓珠さん、右が山田杏奈さん/(C)2021「彼女が好きなものは」製作委員会

―亮平が片思いをしている紗枝役の山田杏奈さんとも同じような感じで?
 
前田

山田杏奈さんは、この映画で共演が3回目なんですよ。今までに2回ドラマで共演していたので、すでに仲はよく、撮影で会ったときは「また会ったね、元気だった?」みたいな感じでした(笑)
 

LGBTQを真正面からとらえた画期的な青春映画

―完成した映画を観た感想はいかがですか?
 
前田
そうですね、社会全体のセクシュアルマイノリティに対する偏見や間違った気遣いが散りばめられていて、刺さるというか、考えさせられる映画だと思いました。
 
当事者の人たちの後押しができるかどうかわからないけど、自分のことが好きになれたり、勇気を持てたりできる映画であってほしいと思います。当事者でなくても自分事としてとらえるきっかけになればうれしいです。
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