「大人ブラウン」の正解コーデ6選!
大人ブラウンコーデの正解とは?
大地、樹木、枯れ葉などを連想させるブラウン(茶色)は、温もりや居心地のよさを感じさせるナチュラルな色の1つ。赤、オレンジ、黄色などに比べて、華やかさは抑えめの暖色系カラーですが、インテリアやファッションにおいては、定番色として定着しています。主張しすぎない控えめな色だからこそ、素材の風合いを引き立て、コーディネートの主役にも脇役にもなれるところが、ブラウンの魅力といえるでしょう。
ブラウンには、温和で堅実といったポジティブなイメージがありますが、地味で頑固といったネガティブなイメージにもなりえます。そこで若々しさや清潔感を醸し出せるように、配色やカラーコーディネートが重要になってくるわけです。今回は、6つのコーディネートを例に、老けて見えないブラウンのコーディネートの正解を探ってみましょう。
1:洗練されたムードを醸し出すグラーデーション配色
ダークブラウン×キャメルのグラデーションが洗練された印象のコーディネート。ボンバージャケットはワイルドな雰囲気になりがちですが、アイボリーのボアが優しげな表情を添えています。キャメルのタイトスカートは、程よく体に沿うように、生地をバイアスに使っています。バッグやブーツもブラウン系で揃えて、穏やかなイメージの着こなしとなっています。
2:メリハリを効かせたコントラスト配色
カーキブラウン×ベージュの同系色のコントラスト配色でメリハリを効かせたコーディネート。柔らかな風合いの生地のテーラードコートは、マニッシュでありながら、程よくゆとりのあるシルエット。コートは膝が隠れる丈なので、テーパードパンツが好相性です。インナーはベージュ系でまとめて、濃淡のコントラストで縦のラインを強調し、すらりとした印象を作り出しています。
3:華やかさを添えるバーガンディ寄りのブラウン
ブラウン系の土っぽさや枯れた印象に苦手意識を感じるときは、バーガンディ寄りのブラウンを試してみましょう。赤紫の色みが加わることで、華やかさや成熟といったニュアンスが生まれます。トロミ感のある生地にたっぷりとドレープをほどこしたオーバーサイズシャツは、前後差のある長めの着丈で、深めの脇スリットが入っています。柄パンツを合わせて、カーキブラウンのセーターを斜めがけして、バッグやシューズのブラックで全体の印象を引き締めています。
4:イタリアの粋な配色「アズーロ・エ・マローネ」
イタリア語のアズーロは青、マローネは栗色(茶色)の意味。青と茶色の組み合わせは、イタリアのメンズファッションでよく見られる配色です。寒色系と暖色系の対照的な組み合わせなので、大胆な印象を受けるかもしれませんが、空や海のブルーと大地のブラウンと考えると、普遍的な魅力が感じられるのではないでしょうか。ブルーのセーター、ブラウンのプリーツスカート、ネイビーのテーラードジャケットといったベーシックなアイテムですが、ぱっと目を引く粋なコーディネートとなっています。
5:小物でブラウンを取り入れる
ブラウン系は、バッグやシューズなどのレザーアイテムも充実しています。アイボリーのニットセットアップに、キャメルのロングブーツとマフラーを差し色にしたコーディネート。ロングブーツは、年齢を重ねると取り入れるのが難しいアイテムですが、ロングスカートに合わせて、膝が見えないようにすると垢抜けて見えます。
6:チェック柄でブラウンを取り入れる
出典:WEAR
ブラウン×ブラック×ホワイトは、チェック柄によく見られる配色の1つ。袖にタックが入ったパワーショルダーとほんのりフレアシルエットのワンピースに、ブラックのニットタートルネックウォーマー、ベージュのショートブーツを合わせて、モードな雰囲気の着こなしとなっています。
全身をブラウン系でまとめてグラデーション配色にしたり、ベージュやアイボリーなど同系色と合わせて明暗のコントラストを効かせたり、ブルーを合わせて粋な配色を楽しんだり、小物や柄ものでブラウンをほんの少しだけ取り入れたり、ブラウンは主役としても脇役としても、使い勝手のよい色です。ブラウンの重厚なイメージを生かしつつ、軽やかさや清潔感のある要素を取り入れると、大人の遊び心を演出できるのではないでしょうか。
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