どんぐりに潜む虫を処理する方法とは?

どんぐりの処理方法、公園にはマテバシイ、コナラ、クヌギなどのどんぐりがたくさん落ちている。

森や公園にはマテバシイ、コナラ、クヌギなどのどんぐりがたくさん落ちている

秋が深まってくると、森や公園には色んな種類のどんぐりが落ちています。コロンとした小さなどんぐりを見つけると、子ども達は大喜びで拾いはじめ、あっという間に袋いっぱい。そのどんぐりを家に持ち帰り数日すると、小さな虫がウヨウヨ出てきた、という経験はありませんか。

どんぐりを使ってコマなどを手作りするにも、あの小さな虫を見てしまうと、制作意欲も失せてしまうもの。そこで今回は、どんぐりの中にいる虫の処理方法をご紹介します。
 

まずは、どんぐりを選別しよう!

穴が開いているものや割れているもの、芽が出ているどんぐりはどれかな?

穴が開いているものや割れているもの、芽が出ているどんぐりはどれかな?

どんぐりに穴が開いていなくても、小さな虫がいるという確率は高いものです。この虫はゾウムシの仲間。例えば、ヌギシギゾウムシはクヌギの木になるどんぐりに、クヌギシギゾウムシはコナラの木になるどんぐりに産卵します。他にもハイイロチョッキリ、また蛾の幼虫も産卵することがあります。卵とその幼虫を外敵から守るための手段として、このような産卵方法を取っているんですね。
 
処理をしないと、どんぐりの穴から小さな虫が現れることが……

処理をしないと、どんぐりの穴から小さな虫が現れることが……


「きれいなどんぐりだから虫はいない!」とあなどらず、拾ってきたらまずは選別から始めましょう。穴があいている、割れている、芽が出ている、汚れているどんぐりを選別しこれらを捨ててしまいます。
 
水を入れて浮かんできたどんぐりは中に虫がいるかも

水を入れて浮かんできたどんぐりは中に虫がいるかも

残ったどんぐりはきれいに洗い、水を入れたバケツなどの大きな容器に入れます。もし虫がいると、どんぐりの中に空間ができるため水に浮いてきます。この水に浮いたどんぐりをさらに選別した後は、次に紹介する処理方法で虫を駆除していきます。
 

煮沸でどんぐりの虫駆除をする処理方法

鍋にどんぐりと多めの水を入れ煮沸します。このとき、必ず「水」からどんぐりを入れて、煮沸してください。沸騰したお湯の中にどんぐりを入れると、急激な温度変化で殻が割れてしまうからです。

煮沸時間は、小さなどんぐりであれば3~5分ほど。大きなものであれば8分ほどです。10分以上煮沸すると殻が割れてしまうため、注意しましょう。
 
煮沸をして虫退治!

煮沸をして虫退治!


煮沸後は水を切り、新聞紙の上に並べて風通しのよい場所で自然乾燥させます。湿気が原因でカビが生えることもあるため、完全に乾かしてください。
 
風通しのよい場所で乾燥させてね

風通しのよい場所で乾燥させてね

 

冷凍でどんぐりの虫駆除をする処理方法

きれいに洗ったどんぐりを密封のビニール袋に入れ、冷凍庫に入れます。この方法は、どんぐりの中の虫を低温状態にするためです。

冷凍期間は1週間ほど。冷凍期間が短いと完全に虫は駆除できません。1週間経ったら、どんぐりを新聞紙の上に並べて常温解凍してくださいね。水滴が残ったまま違う容器に入れ保存するとカビが生えるため、しっかり乾かしましょう。
冷凍庫にどんぐりを入れ虫を駆除!

冷凍庫にどんぐりを入れ虫を駆除!

 

どんぐりを使った工作や保管にはニスや乾燥剤が便利

どんぐりを処理し乾燥させると、色味が悪くなりツヤが消えます。そんなときは木工用のニスを塗りましょう。どんぐりのツヤ出しだけではなく、割れ防止や保存するのにも、ニスのコーティングはオススメです。
 
ニスを塗るとツヤがよくなるね!

ニスを塗るとツヤがよくなるね!

ニスを塗ったあとはよく乾かし、それからどんぐり工作の素材として使ってください。もしどんぐりを保存するのであれば、容器の中にどんぐりと乾燥剤を入れておきましょう。新聞紙を一緒にいれておくのもカビ防止にいいですよ。

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