スポーツの秋に! 運動時の補食にも適した秋の味覚

スポーツの秋・味覚の秋

スポーツの秋、味覚の秋。秋が旬の野菜や果物には運動前後に適したものもたくさんあります

「スポーツの秋」という言葉もある通り、カラッとした秋晴れの日は、暑さや寒さ、湿気などによる体への負担も少なく、気持ちよく運動するのに最適です。また「味覚の秋」とも言われるように、秋はおいしい野菜や果物がたくさん収穫できる季節でもあります。

特に秋に旬を迎えるものの中には、最近アスリートからも注目されているサツマイモをはじめ、運動との相性が良い食材が多く見られます。運動時の補食などにおすすめな3つの食材と、秋の味覚と運動の「おいしい関係」をご紹介します。
 

サツマイモ……長く持続するエネルギー源になる人気の補食

焼き芋

糖質を多く含みエネルギー源として腹持ちのするサツマイモは補食に大人気

空腹状態で運動をすると、十分な力が発揮できないだけではなく、集中力も続きにくくなります。そのためアスリートは運動前後によく補食をとりますが、最近人気の補食の一つが「サツマイモ」。加工された干し芋などはおやつ感覚で食べやすいこともあり、手軽で準備しやすいことも人気の理由でしょう。

サツマイモの主成分は糖質ですが、カロリーはお米と比べて低いことが知られています(サツマイモは100gあたり131.9kcal、米は100gあたり351.6kcal※)。糖質以外にも食物繊維やカルシウムなどのミネラル分、さらにはビタミンCなどが豊富に含まれます。サツマイモの食物繊維は水に溶けない不溶性食物繊維がより多く含まれており、腸内環境を整えることにも役立ちます。さらに食物繊維が多いため、糖質の消化吸収がゆるやかであることも特徴の一つであり、一度食べると長く持続するエネルギー源としても注目されています。

またサツマイモのビタミンCは加熱しても壊れにくいことが知られています。活性酸素に対する抗酸化作用や筋肉痛への抗炎症作用などが期待できるので、運動時に大いに活用したい食材の一つと言えるでしょう。
 

カボチャ……抗酸化作用を持つ栄養素も豊富!激しい運動後の疲れにも

カボチャ

抗酸化作用を持つ栄養素を豊富に含み、コンディションを整えるカボチャ

激しい運動を行うと体内では活性酸素が発生し、体は酸化して「さび付いた」状態となり、疲れを感じやすくなります。緑黄色野菜であるカボチャは、抗酸化作用があるβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養素を持っているため、疲労回復や体調を整えることにも役立ちます。

その外にもカボチャには、糖質をはじめやビタミン類、食物繊維などが豊富に含まれています。体内でビタミンAに変化するカロテンは体の粘膜を強化し、抵抗力を高めることにも貢献します。「かぼちゃを食べると風邪をひかない」といわれる所以は、カロテンの豊富さにあると言われています。体調を崩しがちな季節の変わり目にも、嬉しい食材と言えるでしょう。
 

キノコ類……三大栄養素を効率よく取り入れるために不可欠な食材

キノコ類

キノコ類には豊富な食物繊維、ビタミン類が含まれる

体を動かすために欠かせないエネルギー源は「糖質」「脂質」。そして体づくりのためには「タンパク質」が必要不可欠な栄養素です。これら3つをあわせて「三大栄養素」と言いますが、三大栄養素だけに偏った食生活をしていると、必要な栄養素が十分に吸収されないことがわかっています。

糖質を効率よくとるためにはビタミンB1、脂質を効率よくとるためにはビタミンB2が必要といった具合に、微量なビタミン・ミネラル分もあわせて摂る必要があります。

キノコ類は種類によって豊富に含まれる栄養素が違ってきますが、たとえばブナシメジであればビタミンB1、ビタミンB2に加えて骨の合成に欠かせないビタミンDなども含まれます。またキノコ類の多くは食物繊維を多く含むことも特徴で、腸内環境を整えることにも役立ちます。

このように、秋の味覚であるサツマイモ、カボチャ、キノコ類は健康的な運動習慣をサポートする栄養素が豊富に含まれています。それぞれの特徴を理解して、ぜひ運動前後の補食や毎日の食卓で活用してみてください。

※参考
  • 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
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