貯蓄

子育て家庭で増えがちな「食費」をセーブ! 4つのアイデア

コロナ禍によって家にいる時間が増えた今、子育て中の家庭から「食費がどんどん増えていて、悩む……」という声をよく聞きます。食べ盛りの子どもはかわいいものですが、支出増は頭を悩ませるもの。今回は、子育て中の家庭で食費を上手にセーブするアイデアを4つお伝えします。

西山 美紀

執筆者:西山 美紀

貯蓄ガイド

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節約に走らず、「ちょうどいいバランス」を探ってみよう!

子どもがたくさん食べてくれるのはうれしいけれど、かといって食費がかかりすぎると、これから教育費が増えていく時期なのに心配……そう思っている方は多いでしょう。
 
私たちにとって、食事は楽しみの一つでもありますし、節約しすぎというのは避けたいもの。そこで、上手なバランスを取るためのアイデアを4つ、お伝えします。
子どもがモリモリ食べてくれるのはうれしいこと。でも食費アップは悩むところ…。上手にバランスを取る方法は?

子どもがモリモリ食べてくれるのはうれしいこと。でも食費アップは悩むところ。上手にバランスを取る方法は?

 

1.「まとめ買い」or「ちょこちょこ買い」を逆にしてみる

食費は、大きく「食材の買い物」と「外食(またはテイクアウト代)」に分けられます。「食材」を買うときは、「まとめ買い」でしょうか。それとも「ちょこちょこ買い」でしょうか。
 
最近は、“密”を避けるために、スーパーに行く頻度を減らし、「まとめ買い」をする人も増えているでしょう。また、スーパーが空いている時間に「ちょこちょこ買い」をしている人もいるかもしれません。
 
「まとめ買い」は、数日分の食材を買うことで、効率的に買えるケースもありますが、逆に必要以上に買ってしまって、使い切れずにダメにしてしまう場合もあります。冷蔵庫がパンパンになると奥のものが見えず、何を買ったか忘れてしまいがちなこともデメリットです。
 
4、5日分や1週間分のレシピを考えたうえで買える人や、家にある食材で上手に料理できる人はよいですが、そうでないとムダが増えてしまうこともよくあります。 
 
一方で「ちょこちょこ買い」は、必要に応じて買い足していくため、無駄なく買える一方で、買い物の頻度が増えると、その分、目についた余計な買い物が増えることにもつながります。
 
いずれも、メリット・デメリットがあり、「自分はこちらが合っている」と思っていても、実はそうでないかもしれません。今までの習慣とは逆の方法を試してみて、食費がセーブできるか、そして料理がしやすいかを確認してみましょう。
 
「今までまとめて買っていたけれど、帰宅後の小分け冷凍保存が面倒で、つい食材をダメにしてしまっていた。ちょこちょこ買いに切り替えたら、無駄が減った」「今までちょこちょこ買っていたけれど、毎回余計なお菓子を買ってしまっていたので、まとめ買いにしたら減らせた」という声もあります。
 

2.「記憶に残る」外食やテイクアウトに絞る

外食やテイクアウトの場合は、一回あたりがお安くても、回数が増えれば支出が大きく膨らんでしまいます。もし、あまりよく覚えていない外食やテイクアウトが続いていれば、もったいないことです。
 
私がよくお伝えしているのが、外食やテイクアウトは「記憶に残るもの」に絞ることです。「あのとき、家族であのお店で食べたな」と記憶にしっかり残るようなお店、シチュエーションかどうかを意識してみるのです。
 
テイクアウトも、なんとなく惰性で買って、すぐに忘れてしまうような安易な形ではなく、「あのお店で買ってみたらおいしかった」などと、記憶に残るようなものかを考えてみたり、事前に「次にテイクアウトをするならこのお店にしよう」などと決めたりしておけば、必然的に頻度も減りますし、お金を出す意味はあるでしょう。
 
また、外食やテイクアウトでは、「家で自分では作れないもの、作りにくいもの」をメインにしてみると、より「記憶に残る」外食やテイクアウトになると思います。
 

3.「ふるさと納税」で、地方の食材を手に入れる

自治体に寄付をすると後日、その自治体からお礼の品が届くという仕組みの「ふるさと納税」(※お礼の品がないケースもあります)。「気になるけれど、まだ試していない」という方もいるでしょう。
 
お礼の品を選ぶときに、その地域自慢のお米やお肉、野菜、フルーツなどを選ぶことで、普段買っている食材を少し減らせるはずです。いつも買っている食材とは違う、また新たな食材との出あいがあったりと、家族で楽しめるのも魅力です。
 
会社員の方なら、寄付先の自治体が5つ以内の場合に(他に確定申告の必要がなければ)、ワンストップ特例制度といって、自治体との書類のやりとりだけで確定申告をしないで済む方法もあります。また、確定申告をする場合でも、最近はスマホからでも可能になり、「思った以上に簡単だった」という声も増えています。
 
ふるさと納税ポータルサイト(ふるさとチョイス、さとふる、ふるなび、楽天ふるさと納税など)のページをいろいろのぞいてみるところから、ぜひ始めてみてください。
 

4.「参考レシピ」のサイトや料理研究家さんを絞る

最近は、いろいろなサイトやSNSでレシピを見られるようになりました。お気に入りの料理研究家さんがいる方も多いでしょう。サイトや雑誌、いろいろな料理研究家さんのレシピがたくさんあるのはうれしいことですよね。
 
一方で、参考にするレシピをどんどん広げていくと、食材の種類が増えて、結果的に使い切れなくなることがあるので、注意が必要だと感じます。

例えば、特定の調味料を多く使うケースや、逆に調味料がシンプルなケース、その他、ホットケーキミックスをよく使う……といった具合に、レシピサイトや料理研究家さんのこだわりが、それぞれ異なりますよね。
 
一時的に、参考にするサイトや雑誌、料理研究家さんを絞っておくと、食材を買うときのパターンも頭に入りやすく、無駄な食材や調味料が減らせるかもしれません。レシピを読み解いて実践するスピードも上がって、料理も楽しくなりますし、その分、予定外のテイクアウトの頻度も減らせるでしょう。 

以上、子育て家庭で食費をセーブするためのアイデアを4つお届けしました。子育て家庭で食費が多くかかるということは、お子さんがモリモリたくさん食べているということでもあって、喜ばしいですよね。

外出がしにくい今の時代だからこそ、1日3食の楽しい食事時間、節約しすぎず、とはいえトータルの食費を増やしすぎないように、上記の気になることを試しながら、メリハリをつけてみてください。

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