以前、「お金が貯まる人は、貯まらない人と使う言葉が違う!」という記事を書きました。ここでは、経済学者であるキース・チェン氏の講義(1)を取り上げて、「未来と現在の距離感を近く感じる人ほど、お金を貯めやすい」という話をしました。
 
この記事を書いてから、「もっとお金持ちの口癖を教えて欲しい!」というご要望を頂くようになりました。
 
言葉遣い(=アウトプット)を変えることで、僕らは自分自身の性格や習慣を変えることができます。お金持ちの言葉遣いを真似るだけでも、人生を好転させるきっかけとなるでしょう。
 
そこで今回も、お金持ちの口癖である「あの言葉」をご紹介しましょう。
 

お金持ちの口癖「ありがとう」

お金持ちの口癖は「ありがとう」です。感謝を示すことのメリットは多数の研究によって報告されています。
 
ゴディバジャパン株式会社の調査(2)によると、「ありがとう」と声に出して伝える人ほど幸福で、年収が高いことが分かりました。
 
調査によると、1日平均4回以上「ありがとう」と声に出す人は、4回未満の人と比べて年収が20万円以上高いという結果が得られました。
 

「ありがとう」が貯金につながる?

感謝を示すメリットは他にもあります。たとえば、とある研究(3)によると、「感謝の気持ちを持つと貯金できる!」ということが判明しています。
 
感謝の気持ちは「幸福感を高める効果がある」と言われています。そして、幸福感が高い人は貯金をしやすいなんて研究(4)もあります。だから、「感謝の気持ちを持つ=貯金できる」というのは、個人的にも納得の理屈であります。
 

「ありがとう」が健康につながる?

感謝を示すメリットはまだまだあります。ある研究(5)によると、感謝を示すことによって、不眠症が治ったのだとか。睡眠不足はタバコよりも身体に悪いうえ、貧乏につながりますから、このメリットは見過ごせません。
 
もともと不眠症の原因は「幸福感の欠如」が原因とも考えられています。というのも、眠気をもたらすホルモンである「メラトニン」は、幸福感を感じたときに分泌される「セロトニン」というホルモンを原料としているからです。
 
「感謝を示す」→「幸福感が高まる(セロトニン分泌)」→「睡眠の質が向上する(メラトニンが作られる)」という流れを考えると、「感謝を示すことが睡眠の質を高める」というロジックも自然です。
 

まとめ

ここまで「ありがとう」という言葉を口にすることで、幸福感が高まり、年収も上がり、貯金できるようになり、睡眠不足が解消され、健康になるんじゃないか?という話でした。
 
感謝の気持ちにはポジティブな効果が多いので、嬉しいことがあったらガンガン感謝を示すのがよいでしょう。

 
●参考文献
 
  1. 動画:キース・チェン, 2012, “言語が貯蓄能力に与える影響”, TED
  2. 調査:ゴディバジャパン, インターネット調査
  3. 論文:David DeSteno, Ye Li, Leah Dickens, Jennifer S. Lerner, 2014, "Gratitude: A Tool for Reducing Economic Impatience", Psychological Science, 25(6), pp. 1262-1267
  4. 論文:Cahit Guven, 2012, “Reversing the question: Does happiness affect consumption and savings behavior?”, Journal of Economic Psychology, 33(4), pp. 701-717
  5. 論文:Nancy Digdon and Amy Koble, 2011, "Effects of Constructive Worry,
    Imagery Distraction, and Gratitude Interventions on Sleep Quality: A
    Pilot Trial", Applied Psychology: Health and Well-Being, 3(2), pp.
    193-206
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