「GIGAスクール構想」によって、パソコンが一人一台という環境が整いつつあります。GIGAスクール構想とは、一人一台端末と高速通信環境によって子どもたちに個別最適化・創造性を育む教育を実現させる施策のことです。
 
子どもが自宅にタブレット端末を持ち帰ってきたというご家庭も多いでしょう。学習への期待が膨らむ一方で、家庭での端末の扱いに困っているという方もいるのではないでしょうか。ここでは、家に持ち帰った端末の扱い方から、やっていいこと、いけないこと、ルールの決め方までを考えていきましょう。
 

パソコンは壊さないよう大切に扱う

レノボ・ジャパンのYouTube「パソコンのあつかいかた」より

レノボ・ジャパンのYouTube「パソコンのあつかいかた」より

「子どもが乱暴に扱って、既にコネクタを壊してしまった」
「水筒の蓋が緩んでいて水浸しになり、パソコンが動かなくなった」
どちらも、小学校の保護者から聞いた話です。このようなことは決して他人事ではありません。

子どもによっては、パソコンは水や衝撃に弱いなどの基本的なことも知りません。「子どもがパソコンを置きっぱなしにして、画面を踏みつけて割ってしまった」という例も、非常に多く聞きます。
 
保険には入っているはずですが、付属品などは家庭で弁償しなければならないことも。そもそも端末は貸与されたものであり、乱暴に扱わないという基本的なことはしっかりと教えてあげましょう。

レノボ・ジャパンがYouTubeで「パソコンのあつかいかた」という動画を公開しています。低学年の子どもの場合、使い始めの時期にこのような動画を家庭で一緒に見るのもいいでしょう。

参考:レノボ・ジャパン「パソコンのあつかいかた」
 

家庭ごとの裁量に任されている

小学生の息子の場合は、普段は持ち帰って自宅で充電し、毎日学校に持っていくことになっています。自宅では、教育機関なら無料で使えるサービス「Googleクラスルーム」で宿題に回答しています。フィルタリングサービスによって動画共有サイトは一律で禁止されているようですが、検索サービスなどは自由に使えます。
 
大抵の場合、学校から使用上のルールが配布されているでしょう。家庭でルールを決める場合は、子どもが混乱しないように、学校からのルールありきで決めるとやりやすいはずです。
 
ちなみに筆者の息子の小学校からは、家庭での使用時間は家で話し合うこと、就寝1時間前は使わないこと、無関係なアプリはインストールしないこと、関係ない写真や動画は記録しないことなどが約束として配布されています。
 
つまり、使用時間については大きな制限がなく、家庭ごとにある程度自由に利用してもいいということです。アプリはインストールしないようにとされていますが、たとえば「Scratch」「プログル」「Hour of Cord」「VISCUIT」などのブラウザで遊べるプログラミングツールなら自由に使え、制限もありません。
 
学校で禁止されていることは避けるべきですが、それ以外については家庭ごとに任されているのです。
 

利用したくなる目的を見つけよう

家庭内でのパソコンルールはどう決める?

家庭内でのパソコンルールはどう決める?

現在のところは、パソコンがほぼ宿題用の端末となっているという家庭が多いかもしれません。しかしそれではせっかくの端末がもったいないので、制限しすぎるのではなく、活用する方法を子どもと模索するのはどうでしょう。

たとえば調べ学習に使うのはもちろんのこと、日常で気になったものをタブレットを使って撮影、記録したりするのもいいでしょう。植物の成長記録をつけたり、雲の様子を撮影したりなど、理科や社会等の学習につなげる使い方は色々と考えられるはずです。
 
NHK for School」などの学習動画を見たりするのもおすすめです。調べれば「情報通信白書 for Kids」「水産研究・教育機構 キッズページ」「man@bowまなぼう」宇宙科学研究所キッズサイト ウチューンズ」など、子ども向けの面白い学習サイトはたくさん見つかります。「Yahoo!きっず」「キッズ@nifty」なども使いやすいはずです。
 
子どもが興味があること、やりたいことを中心に、インターネットを使って何ができるか、タブレット端末を使ってできることを考えてみましょう。インターネットがある生活を日常にして、やりたいことを実現するために活用していくといいでしょう。
 

利用目的を見つけ、利用時間のコントロールを

「ネットにはまって依存状態になるのが怖い」という保護者は多数います。実際に、フィルタリング既往によってゲームや動画共有サービスは制限されているところが多いはずです。一方、許可されているサービス上でゲームや動画などを見るなどの「裏技」を見つけて、ハマっている子どももいます。
 
しかし裏技を禁止するだけではイタチごっこになってしまうので、利用時間について自分で考えさせる機会とするのもいいのではないでしょうか。たとえば、その日の宿題や習い事などのやらねばならないことをすべて終わらせたら、余った時間は自由に利用していいとするのです。利用時間の長さも、4時間授業の日、習い事がない日、休日などは多少長くするなど、子どもと話し合って決めるといいでしょう。
 
スマホの長時間利用は、多くの場合はSNSやゲームなどに時間を消費するだけで終わってしまいますが、タブレット端末の場合はできることが増え、選択肢も増えます。同じネットの長時間利用も、ひたすらゲームをしたり動画を見たりしているだけなのか、何かを作ったり調べたりしているのかによっても意味は変わってきます。子どもの興味関心や利用目的によっては、生活や睡眠時間に支障がない範囲である程度自由に使わせてみてもいいかもしれません。

せっかく子どもが自由に使える端末が手に入ったのです。この機会に子どもの情報リテラシーを育て、使いこなす力を育ててみるのもいいのではないでしょうか。


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