2月の別名って? 「如月」以外にもある異名

2月の異名って? 「如月」以外にもある別名

2月の異名って? 「如月」以外にもある別名

2月は別の呼び名・異名としては「如月(きさらぎ)」がよく知られています。

この如月には、「衣更着」とも書き「更に衣を重ね着る」という説。陽気が上がる時節であるから「気更来(きさらぎ)」。さらに春めいてくるところから「来更来(きさらき)」。これらは一部の例ですが、実に多くの説があるようです。

では、「如月」以外の2月の異名も見てみましょう。
令月(れいげつ)」は、新元号が「令和」なったことで話題になったのは記憶に新しいところです。他には、「仲春(ちゅうしゅん)」「梅見月(うめみづき)」「雪消月(ゆきぎえづき)」「木芽月(このめづき)」「恵風(けいふう)」……などがあります。 「恵風(けいふう)」とは、春風。自然に恵みを与える、成長させる、恵みの風の意味です。

 

2月の風物詩

ほかに、2月の季節を表すものとしては、

節分立春初午(はつうま)針供養、雨水(うすい)余寒雪割草福寿草ふきのとう菜の花クロッカス水仙うぐいす……などのような言葉があります。

「立春」とは、二十四節気のひとつで、暦の上では「春がはじまる日」とされます。同じく二十四節気のひとつである「雨水(うすい)」とは、2月18・19日頃にあたり、水がぬるみ、草木の芽が出始めてくるころの意味です。ようやく春の訪れを感じるころですが、寒の戻りや余寒というようにまだ肌寒さを感じる時期でもあります。

また、立春以降にぶり返したような寒さを「寒の戻り」「春寒(しゅんかん)」などと表します。ほかには、寒戻り、寒返る、早春寒波、春寒、余寒などともいわれます。「春寒」は、「春寒の候」「春寒料峭(しゅんかんりょうしょう)の候」「料峭(りょうしょう)の候」のように、時候の挨拶に用いられることもあります。「料峭」とは、春風が肌に寒く感じられる様子を意味します。
 

2月時候の挨拶~手紙の書き出し・結び

立春の頃の手紙の時候の書き出しと結びの言葉をご紹介します。

■書き出しの言葉
  • 春寒の候(みぎり)・余寒の候・残寒の候・晩冬の候・立春の候・梅花の候・向春の候
  • 立春とは名ばかりの寒さ厳しい日が続きますね
  • 暦の上では春ですが、寒い毎日です
  • 春立つとは申しますが、まだなお肌寒い毎日です
  • 春浅く、風もまだ冷たく感じます
  • 余寒厳しき折、いかがお過ごしですか
  • 立春というのに、冬にあと戻りしたような厳しい寒さです
  • 梅の花もふくらみ始め、春の訪れを感じるころとなりました
  • うぐいすの声も聞かれるころとなりました
  • 水もぬるみ春の訪れを感じるこのごろです
……など

■結びの言葉
  • 余寒厳しき折、どうぞくれぐれもご自愛ください
  • 春とはいえ、まだ寒さ厳しい折、どうぞお身体大切にお過ごしくださいませ
  • 春の足音を聞きながら、暖かくなりましたらお目にかかれるのを楽しみにしております
……など。


最後に2月にちなんだ言葉をひとつ。 「立春大吉(りっしゅんだいきち)」という言葉があります。 立春の日に、禅寺の門にはる紙札の言葉です。草木が芽吹き花の蕾が開くように、自然の息吹を感じるような縁起の良い言葉ですね。

この「立春大吉」にあやかって、災厄のない安泰、幸福が訪れる日を待ち望む思いですね。
 
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