LINE(ライン)の使い方

LINEでレシートを撮影するだけで「お小遣い帳」が付けられる「LINEレシート」 LINE家計簿との違いは?

キャッシュレスで支払うことが増えて、いつ何にどの店でお金を使ったのかを把握するのが難しくなってきました。そんな今、お店でもらったレシートをカメラで撮るだけで「今月の支出」が分かる「LINEレシート」機能が追加されました。どんな機能かを見てみよう

河原塚 英信

執筆者:河原塚 英信

LINEの使い方ガイド

「お金がない!」って言う人は、いつまでたっても「お金がない」ものです。なぜお金がないかといえば、単純なことで、自分の「収入」に対して「支出」が多いからです。そして多くの人が、だいたいの収入は把握しているのですが、おおまかな「支出」を把握していないはずです。

そんな「支出」の状況を把握しやすくする「LINEレシート」という機能が、LINEアプリに追加されました。買い物をしたときのレシートを写真に撮るだけで、支出金額を記録していってくれる機能です。
LINEレシート

「LINEレシート」とは?
 

LINEレシートは「ウォレット」の「レシート」機能で、レシートを撮影していく

買い物をしたら、レジでレシートをもらいますよね。それをLINEアプリで撮影すると、「何日/何時/どこの店で/何を買ったのか」などを記録していきます。

そうなんです。レシートを撮るだけで、それらの情報を記録していきます。

やり方は簡単。まずLINEアプリを開いたら「ウォレット」を開きます。「ウォレット」画面の中にある「レシート」を探しましょう。もし見当たらなければ「もっと見る」ボタンをタップしてください。さまざまな機能アイコンが並ぶ中に「レシート」が見つけられるはずです。

・LINEアプリで「ウォレット」をタップする
 
LINEアプリを開いたら「ウォレット」を開く。「ウォレット」画面の中にある「レシート」を探す。見当たらなければ「もっと見る」をタップ

LINEアプリを開いたら「ウォレット」を開く。「ウォレット」画面の中にある「レシート」を探す。見当たらなければ「もっと見る」をタップ

「レシート」を開くと、おなじみの、さまざまな規約に「同意」する画面がでてきます。同意すると、「レシート」画面が現れます。

・「レシート」から「すべて同意してはじめる」をタップ
 
「レシート」をタップする。初回は、規約などに合意していく

「レシート」をタップする。初回は、規約などに合意していく

はじめは何も登録されていないので、「利用レポート」と「レシートを撮影する」というボタンが表示されただけの寂しい画面です。ここからは、レシートを定期的に撮影していくだけです。そこで「レシートを撮影する」を選択。iPhoneの場合は、「フォトライブラリ」「写真を撮る」「ブラウズ」というポップアップが現れます(Androidの場合は「カメラ」と「ファイル」)。「写真を撮る」を選択すると、カメラ画面が開くので、手元にあるレシートを撮ってみましょう。

・「レシートを撮影する」で写真を撮るまたは画像を選択する
「レシートを撮影する」をタップ。ポップアップされた画面から「写真を撮る」をタップする

「レシートを撮影する」をタップ。ポップアップされた画面から「写真を撮る」をタップする

このときに、「フォトライブラリ(iPhone)」または「ファイル(Android)」を選択すると、今まで撮影しておいたレシートを選択することができます。

レシートを撮影したら「写真を使用」をタップします。あとは数秒待つだけ。「レシート登録完了」と表示されたらOKです。

・レシート写真をアップ後、「レシート登録完了」と表示される
ブレないようにレシートを撮影。問題なければ「写真を使用」をタップします

ブレないようにレシートを撮影。問題なければ「写真を使用」をタップします

数秒待つと「レシート登録完了」と表示されるので「確認」をタップ。自動で「レシート」機能のトップ画面に戻り、登録したレシートの内容が表示される

数秒待つと「レシート登録完了」と表示されるので「確認」をタップ。自動で「レシート」機能のトップ画面に戻り、登録したレシートの内容が表示される

はじめはブレないようにレシートを撮らなきゃ!と緊張するかもしれませんが、それほど古いスマートフォンでなければ、よっぽど暗い場所でなければ、ブレる心配は少ないです。さらに、ポケットの中に入れてクシャクシャになったレシートでも読み取れました。

ということで、かなり気軽な気持ちで撮っていきましょう。

もし「レシートを記録しよう!」と思ったときに、「レシート」機能がすぐに見つけられなかったら、スマートフォンのカメラで、とりあえず撮っておきましょう。あとから登録することが可能です。

・前に撮影したレシートもあとから登録できる
もらったレシートをクシャッと丸めてポケットにしまったもの。購入品が一つだけだったこともあるのか、問題なく読み取れた

もらったレシートをクシャッと丸めてポケットにしまったもの。購入品が一つだけだったこともあるのか、問題なく読み取れた

食材などの買い物の長いレシートも、数秒で品目などを読み取り記録できる

食材などの買い物の長いレシートも、数秒で品目などを読み取り記録できる

もし品目などの記載に誤りがある場合には、編集して修正することもできます。
 

「支出」のレポートを見ながら、自分の「お金の使い方」の傾向を読み解く

「LINEレシート」に登録した内容は、「利用レポート」で内訳を確認できます。今月はお金を使いすぎていないかなどの判断に役立つはずです。「LINEレシート」画面の上部にある「利用レポート」をタップすると、すぐに表示されます。
「ウォレット」の「利用レポート」を選択し、「LINEレシート」タブをタップすると、登録したレシートの内訳が表示される

「ウォレット」の「利用レポート」を選択し、「LINEレシート」タブをタップすると、登録したレシートの内訳が表示される

そのほか、LINEアプリの下部にある「ウォレット」を選択し、表示された「ウォレット」画面の上部にある「利用レポート」を選ぶことでも表示されます。その後に表示される画面は「LINE Pay」で利用したレポートになるので、「LINEレシート」を選択します。

「利用レポート」画面では、「LINEレシート」に登録していった内容がグラフなどで表示されていきます。画面を下にスクロールしていくと、月ごとや週ごとの出金額(支出)や、前月と比べての傾向(「食費が多い」など)が表示されていきます。
 

「LINEレシート」と「LINE家計簿」の違いは?

LINEのサービスの中には、以前紹介した「LINE家計簿」があります。「LINEレシート」と「LINE家計簿」との違いは何か? 大きなところでいうと、「LINEレシート」は支出のみを記録していくもの、「LINE家計簿」は支出も収入も記録するもの。

ただ「LINE家計簿」は、「LINEレシート」サービスの開始以降、徐々にサービスがダウングレードされていっています。例えば、今まではLINEアプリの「ウォレット」ページの目立つところに「LINE家計簿」のアイコンが表示されていて、アクセスしやすかったのですが、今は削除されています。また、これまでは銀行などの金融機関と連携して収入が自動で反映されていましたが、廃止になります。

そうした傾向を見ると、これから「どちらのサービスを使おう?」と迷っている方には、今回紹介した「LINEレシート」がおすすめです。

まずは支出をしっかりと把握していきましょう。

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