自分に似合うくすみカラーの選び方
スモーキーブルー、オリーブグリーンなど、発色をおさえたくすみカラーが人気です。特徴は「にごり」。にごりが加わることで、控えめで落ち着いた雰囲気になります。肌のツヤを抑えたり、輪郭やほうれい線をソフトにぼかしたり、顔色を滑らかに見せる効果も見逃せません。
2020秋冬トレンドカラー、スモーキーブルーとオリーブグリーン
くすみカラーには「白+黒=グレー」が混ざっており、白黒の割合によって、大きく2つのタイプに分かれます。
ひとつは、スモーキーブルーのような明るめの中間色。黒よりも白が多めに混じっているので、霧のベールをまとったような柔らかく穏やかな色合いです。
もうひとつは、オリーブグリーンのような暗めの中間色です。黒が多めに混じっているので、どんよりと鈍い色合いで、ややハードなイメージになります。
人によって、似合うくすみカラーは違います。似合わないくすみカラーを着ると、血色が悪くなったり、肌色がくすんだり、老けて見えることも。
ここでは、4つのタイプ別に、似合うくすみカラーの例をご紹介します(パーソナルカラーを調べてみたい方は、こちらでどうぞ「パーソナルカラーがわからない!自己診断のコツ」)。
スプリングタイプにはベージュがおすすめ
瞳の色が明るく、キラキラしているスプリングタイプ。肌や髪にもツヤがあり、実年齢よりも若く見られる人が多いです。コーラル、オレンジ、イエロー、イエローグリーンなど、明るく澄んだ色が似合う反面、暗くにごったカラーは苦手。くすみカラーを取り入れるのなら、ベージュがよいでしょう。
ベージュとくすみオレンジのコーディネート 出典:WEAR
スプリングタイプにとって、くすみオレンジは暗すぎるので、画像のようにボトムスで取り入れるのが正解。ベージュのトップスを合わせると、顔色を暗く見せず、くすみカラーのソフトフォーカス効果を取り入れることができます。
スモーキーブルーが似合うのはサマータイプ
サマータイプは、黒目の輪郭がぼんやりしていて、まなざしの印象がソフト。肌や髪はハーフマットな質感で、優しそうな雰囲気の持ち主が多いです。水色、ラベンダー、パステルピンクなどのパステルカラーや、スモーキーブルー、ブルーグレーなど、明るめのくすみカラーがとてもよく似合います。
スモーキーブルーとローズベージュのコーディネート 出典:WEAR
こちらは、スモーキーブルーとローズベージュのコーディネート。サマータイプのカラーパレットにある色は、ソフトでややクールです。発色をおさえると、エレガントなイメージになります。
オータムタイプにはオリーブグリーンがぴったり
オータムタイプは、瞳の色が深く、落ち着いたまなざしの持ち主。肌や髪はややマットな質感で、日焼けするときれいな小麦色になります。似合うのは、サーモン、テラコッタ、マスタード、モスグリーン、ブラウンなど、暗くにごったくすみカラー。オリーブグリーンのような、オータムタイプのカラーパレットにある色を着ると、肌に陶器のようなツヤが出ます。
オリーブグリーンとブラウンのコーディネート 出典:WEAR
こちらは、ミリタリーウェアのような、渋みのあるグリーンとブラウンのコーディネート。光沢ととろみのある素材なので、ハードな色のイメージにリッチなニュアンスが加わっています。
もしスプリングタイプとウィンタータイプが、スモーキーブルーやオリーブグリーンを着たいときは、ボトムスで取り入れるとよいでしょう。
ウィンタータイプはグレーが取り入れやすい
ウィンタータイプは、黒目の輪郭がはっきりしていて、ツヤのある黒髪の持ち主。日焼けすると黒くなりますが、シミになりやすい肌質の方も多いです。黒、白、濃紺、深紅、ロイヤルブルーなど、はっきりした色が似合う反面、くすみカラーを着ると顔がぼんやりしがち。ウィンタータイプが取り入れるのなら、グレーがよいでしょう。
グレーとグレージュのコーディネート 出典:WEAR
グレーのブラウスは、ほんのり起毛したピーチ素材。ベージュ系を着るなら、画像のスカートのような、黄みのないグレージュがおすすめです。コントラストをつけたコーディネートが似合うので、ボトムスを白にしてもよいでしょう。
くすみカラーは、色モノに抵抗を感じる人も取り入れやすいカラーです。ソフトフォーカス効果もあるので、ぜひ、この冬の挑戦してみてはいかがでしょうか。
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