パソコンで絵を描く代表的なツール「Painter」。プロも使用する高機能なペイントソフト「Corel Painter IX」は、定価62,790円と高価なソフトですが、もっと手軽にPainterで絵を描いてみたいという方に向けて、「Corel Painter Essentials(コーレル ペインター エッセンシャルズ)」という入門版があります。
このたび発売される「Corel Painter Essentials 3」では、ペインターファミリーの最高峰であるCorel Painter IXをベースにした、優れたペイントツールはもちろん、写真を簡単に絵画にできるツールが搭載されています。定価は9,980円 。Mac OS X、Windows対応の各製品があります。
今回はこのCorel Painter Essentials 3ならではの写真を簡単に絵画にしてしまうツールや、絵をたしなまれる方に興味を持ってもらえるようなツールなどを、ご紹介していきます。
▲Mac OS X版のインターフェイス。Windows版同様の構成となっています。 |
▲Corel Painter Essentials 3通常版のパッケージ |
写真が絵画に Corel Painter Essentials 3
もくじ
- 写真があればすぐに絵画が楽しめる
- 見事な筆運びに見とれます
- 細かい描写を復元するツール
- 色鉛筆やヴァン・ゴッホ風も簡単に
- 絵を明るくはっきり気持ちよく仕上げます
- イラストや塗り絵を楽しもう
- 文字を加えて年賀状にも
- ペンタブレットでより直感的に
- 気をつけたいこと・感想など
- 製品情報
写真があればすぐに絵画が楽しめる
注目の新機能は、写真を使い、最短で3クリックするだけで絵画に変えてしまう、画期的な[フォトペイントパレット]です。
ここには、上から[下塗りペインティング][自動ペインティング][復元]の3つがセットになっています。↓
実際にこのパレットを使って写真を絵画にしていく一例をご紹介します。
下のような猫の写真を開きましたら、まず写真の[クローン]を作ります。これはPainterで写真を絵画にする場合の、お約束の作業だとお考えください。↓
この[クローン]を効率よく作ってくれるのが、[フォトペイントパレット]一番上の[下塗りペインティング]パレットです。このパレットでは、写真を元にして、いろいろなストローク効果を加えながら描いていために必要な下地である[クイッククローン]を作ります。
▲[スタイル]で主に写真の明るさや色調整をして、[エッジ効果]では写真のまわりに白いぼかしを加えます。[スマートブラー]は写真の色を平坦にする効果です。 |
それぞれの効果を加えて、[クイッククローン]をクリックすると、元の写真とは別のキャンバスが開きます。↓
▲トレーシングペーパーの効果が有効であれば、半透明に写真が表示されています。 |