食事ダイエット

スピルリナはスーパーフード!栄養や健康効果は?朝スムージーでダイエットにも◎

灼熱の時代と氷河期を生き延び、最古の植物とも言われる「スピルリナ」。食事ダイエットに詳しい管理栄養士の松田さんによると、免疫力アップ、貧血予防、ダイエットなどに効果的な食材なんだとか。話題のサスティナブル食材としても注目される、スピルリナの魅力、栄養や効果、摂り入れたいタイミングや飲み方、サプリ以外の市販食品などを伺いました。

松田 真紀

執筆者:松田 真紀

食事ダイエットガイド

 
スーパーフード「スピルリナ」とは?

スーパーフード「スピルリナ」とは?


スピルリナは、最古の植物ともいわれる藍藻類の一種。主にアフリカや中南米の熱帯から亜熱帯地方、塩湖であるアラビア半島の死海などに多く生息しています。

成分の60~70%が、人体では合成されない必須アミノ酸をすべて含む「理想的なたんぱく源」。消化吸収率が95%といわれ、栄養素が体内にスムーズに吸収される特徴を持っています。

また、免疫力を高め、抗酸化作用のある「βーカロテン」はほうれん草の70倍! 代謝を司るビタミンB群やミネラルも豊富に含んでいます。

 

最古の植物「スピルリナ」は藍藻類! 話題のサスティナブル食材

灼熱の時代と氷河期を生き延びてきたスピルリナは、生命力が強く、現代人の健康や美容に効果的な栄養素が豊富。ダイエットや生活習慣病にも効果を発揮します。

その高い栄養価と効果とともに、培養に水を多く必要としない「サスティナブルな食材」としても注目されており、NASAとJAXAが共同で食糧難対策のための研究を行っています。

 

吸収効率に優れたタンパク質「スピルリナ」の栄養、効果

■疲労予防・免疫力アップ
スピルリナの摂取によってリンパ球が活性化し、免疫力が高まる効果が期待できます。疲れやすい人の日々の体調管理に有効。

■抗酸化・抗炎症・アンチエイジング
新陳代謝が促進する核酸が老化予防につながるほか、損傷した遺伝子を修復するなど身体の調整に効果的。また、ほうれん草の70倍といわれるβ-カロテン、スピルリナの緑色の色素である葉緑素、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化物質が、老化の原因である活性酸素を予防します。

■貧血予防
色素の葉緑素は「緑の血液」ともいわれ、貧血に効果あり! 赤血球や核酸の働きに関係するビタミンB12も豊富で相乗効果を期待できます。ビタミンB12は通常、牛レバーなどに多く含まれる栄養素で、植物性食品では大変貴重です。

■便秘改善・ダイエット
食物繊維が便通をよくし、必須アミノ酸が脂肪燃焼酵素・リパーゼの働きを活性させ、基礎代謝をアップ。体を温め、血流促進するβカロテンやビタミンEの相乗効果でダイエットをサポートします。

■二日酔い予防
葉緑素の血液中の毒素を清浄化する働きで、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドや、アレルギーに関係するヒスタミンなどを無毒化してくれる効果が。

 

ダイエットにいい飲み方・タイミングは「朝スムージー」

吸収効率に優れたタンパク質であるスピルリナは、特に「朝食として摂取するタンパク質」としておすすめです。クロロフィル特有の苦味があるため、青汁のイメージでコクや甘みのある「豆乳」や「ヨーグルト」、「プロテインドリンク」などに混ぜてスムージー状にすると飲みやすくなります。

朝からタンパク質を摂り入れると、ダイエットに重要な体内時計を朝型にしてくれます。また、筋力合成や脳のスイッチを入れる役割や、血流促進、貧血予防効果もあるため、欠食しがちな朝に摂取することで1日の体調を整えてくれるうれしい役割も。植物性のタンパク質なので、動物性タンパク質を控えたい人や、ベジタリアン、ヴィーガンの人にもおすすめです。

スピルリナは、サプリや粉末なども多数の健康食品が登場していますが、朝食として取り入れやすいドリンクやスムージーに便利なイチオシの市販食品をピックアップ。個人的には生タイプのスピルリナをイチオシしています。

 

tabérumo「プレートタイプ(冷凍生 スピルリナ)」

tabérumo「プレートタイプ(冷凍生 スピルリナ)」(出典:Amazon)

tabérumo「プレートタイプ(冷凍生 スピルリナ)」(出典:Amazon)

貴重な冷凍タイプの生スピルリナ。冷凍タイプなので、栄養素を逃さず保存できる点が魅力です。

凍ったままヨーグルトや豆乳、アーモンドミルクなどと一緒に、ジュースやスムージーにして飲むのがおすすめ。サプリメントに抵抗がある人も安心して取り入れられます。
 
DATA
tabérumo┃プレートタイプ(冷凍生 スピルリナ)

内容量:50g

朝の貴重なタンパク質として取り入れやすいスピルリナ。健康や美容に効果的な栄養素が豊富で、ダイエット中の方にもおすすめです。朝のジュースやスムージーからはじめてみるのはいかがでしょうか?
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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