ペイント機能は、アート作画にまつわるツールが多く追加されています。その中の筆頭ともいえるのが「Mixer」パレットです。その名の通りの、絵の具を置いて好みの色を作るパレットです。
「水彩」や「Painter」ではもはやおなじみ、ペイントソフトの定番ともいえる便利なパレットです。
注目したいのは、単色だけではなくて、次に紹介しますアートブラシの中には色をグラデーションの状態で前景色に取り込めます。油絵用のブラシやパレットナイフを使う際に、効果的なタッチで描けます。
ペイント機能のいちおしは、アートブラシの数々です。7種類の筆記具と、指先で色をこするようなツール、そしてアートブラシ用の消しゴムが揃っています。そうなんです、こういうのが付いてほしかったんです(涙)!
中でも「Oil Brash(オイルブラシ)」が描いていてとても楽しいです。
ツールオプションで「トレース」を選択しておけば、毎回色を選ばずとも、デジカメ写真を下絵に、クリックした地点の色をサンプルとして使用しながら描けるので、とても簡単に油絵タッチの絵が描けます!
もちろんペンタブレットを使用すれば、筆圧の強弱でタッチに変化を加えることができます。また、アートメディアレイヤーは、キャンバスを水で湿らせたり、乾かす指定をすることで、さらにタッチが変化します。
▲背景を描き、キャンバスの凹凸感を加えたものです
次のページでは、文字の縦書き表示と、その他の機能と印象について紹介しています。