麦飯はもともと日本人の主食。麦飯は、精白米と比べると食物繊維が圧倒的に多く、ミネラルなどの栄養も豊富な「健康食」だというのを知っていましたか? 中でも、ダイエットにうれしい水溶性食物繊維が圧倒的に豊富なのが「もち麦」なんです。
食物繊維は白米の約16倍! 栄養素も豊富
もち麦の食物繊維量は、精白米の約16倍! 特に、水溶性食物繊維「β-グルカン」は、胆汁酸を排出する働きで余分なコレステロールを抑制し、脂肪燃焼のスイッチを入れます。また、善玉菌のエサとなって善玉菌を増やし、腸内環境を整える働きがあるんです。さらに、肝臓の働きを助ける亜鉛や酸素を運ぶ鉄、骨形成に必須のマグネシウムといった体の維持に重要な栄養素も、精白米よりはるかに豊富。代謝を高めるビタミンBや血流改善のEなども含んでいる、バランス栄養食品です。
ごはんの全体量の「3割」をもち麦に置き換えよう
米から炊く場合は、白米2:もち麦1程度でOK。主食なので、毎日おいしく続けられることが大切です。麦には独特のくせや風味があり、それが好きな人もいれば苦手な人もいますので、好みの配合を見つけるといいでしょう。また、小豆、大豆などの豆類、ゴマ、ジャコ、しょうがなどの具材と混ぜて炊き込みご飯にすると、食べやすく、また、おかずをたくさん用意しなくてもこれ1品で栄養素をカバーできるバランス食になります。
コンビニおにぎりはお茶碗1杯よりも少量。食べすぎ予防にも!
たまに、「もち麦を食べて太った」という声を聞きますが、その多くは、いつもの白米にもち麦を「足して」炊いたことで全体量が増え、エネルギー量が増えてしまっていることが原因のひとつ。ダイエット中であれば、もち麦は白米の「置き換え」として使いましょう。また、一般的なお茶碗1杯が約220キロカロリーに対して、コンビニおにぎり1個は約180キロカロリーと少量。定量なので食べすぎることもありません。日々のエネルギーコントロールに便利です。
ここからは、セブンイレブンで購入できる「もち麦」シリーズのおにぎりをご紹介します。
もち麦もっちり! 牛焼肉キムチビビンバおむすび
もち麦の水溶性食物繊維とキムチの乳酸菌の働きでダブルパワーが得られる腸活おむすび。野菜を摂取しつつ、中にはタンパク質の牛肉が入っており、これ1品で1食になるバランスのよさが魅力です。食べ応えも満点!
また、しっかり味がついているので、もち麦初心者にも食べやすいと思います。「もち麦シリーズ」の中でも、食物繊維量は5.7gとトップクラスです。
DATA
セブンイレブン┃もち麦もっちり! 牛焼肉キムチビビンバおむすび
熱量:192kcal
たんぱく質:6.3g
脂質:6.3g
炭水化物:30.4g(糖質:24.7g、食物繊維:5.7g)
食塩相当量:0.94g
もち麦もっちり! 梅こんぶおむすび
代謝促進のクエン酸を含む「梅」と、血糖値の急上昇を抑えるグルタミン酸を含む「こんぶ」、さらに抗酸化作用のゴマを含んだ混ぜごはんおむすび。梅の酸味が麦の臭みを抑え、疲労回復効果も期待できます。
食欲がないときや疲れたときなど、さまざまなシーンに対応◎。あっさりしていながら、もち麦本来のうまみも感じる、飽きのこない味わいがイチオシです。167キロカロリーとヘルシーなのもうれしいポイント。
DATA
セブンイレブン┃もち麦もっちり! 梅こんぶおむすび
熱量:165kcal
たんぱく質:4.3g
脂質:1.7g
炭水化物:35.3g(糖質:30.9g、食物繊維:4.4g)
食塩相当量:1.5g
もち麦もっちり! 明太こんぶ
明太子には、リラックスホルモンであるセロトニンの原料・メラトニンと、その合成を助けるビタミンB群が豊富に含まれています。また、もち麦にもビタミンB群が含まれているので、ダブルの効果に期待! セロトニンは安眠にも重要なホルモン。合成には時間がかかるので、朝食に食べるのがいいでしょう。
DATA
セブンイレブン┃もち麦もっちり! 明太こんぶ
熱量:174kcal
たんぱく質:4.8g
脂質:0.7g
炭水化物:39.5g(糖質:34.9g、食物繊維:4.6g)
食塩相当量:1.1g
ダイエット中の強い味方になってくれる「もち麦」。コンビニおにぎりや置き換えを上手に利用し、少しずつ取り入れていくのがおすすめです。記事を参考に、ぜひもち麦にチャレンジしてみてくださいね!