31歳からの恋愛相談室:今回の回答者は藤本シゲユキさん
「31歳からの恋愛相談室」今回の回答者は、藤本シゲユキさんです
■藤本シゲユキさんプロフィール
今回の回答者:藤本シゲユキさん
ホストクラブオーナーを経て、女性向けの恋愛カウンセラーになるという異色の経歴の持ち主。2014年からアドバイザー業に専念。男性心理を知りつくした立場から、人生と恋愛の成功率を上げるための的確なアドバイスを行う。累計相談件数5000件以上、HPは月間100万PV超。
HP:だまされない女のつくり方
twitter:@hamshigesan
お悩み:結婚したばかりですが、離婚しようか迷っています
お悩み:結婚したばかりですが、離婚しようか迷っています
まだ結婚して8カ月しか経っていませんが、離婚しようか迷っています。
彼とは結婚相談所を通じて出会いました。私は「共働き希望の人」「子供はほしい人」を絶対条件としていて、それに当てはまるということで彼と結婚することにしました。
それなのに、ついこの間、彼は「いずれは専業主婦かパートになってほしい」と言ってきたのです。「実際一緒に暮らしてみたら、共働きだと一緒にいられる時間が少ないことに気付いた」とのことでした。
私は仕事が大好きなので、絶対に辞めたくありませんでした。だからこそ、何度も結婚前に念押ししたんです。約束したことを簡単に裏切られたことがショックで、一気に彼への気持ちが冷めてしまいました。
結婚相談所経由のスピード婚だったので、そもそもまだ知り合って2年も経っていません。お互いのことをもっと知ってから結婚すべきだったのかもしれないと、今更ですが後悔しています。離婚するなら早いほうがいいでしょうか。
とはいえ、正直なところ、離婚に抵抗があるのは事実です。こうして結婚したのも縁なのだから、そう簡単に諦めてはいけないような気もします。働くことに固執するのもワガママなのかな、とも思ってしまいます。
新婚の身で、こんな相談誰にもできず、ずっとモヤモヤしていて苦しいです。現状を打破するために、アドバイスいただけたら幸いです。
アドバイス1:大切にしているものは、断固として守るべき!
アドバイス1:大切にしているものは、断固として守るべき!
まず、僕個人の見解をお話させていただきますと、ハルさんが最優先で守るべきはお仕事ではないでしょうか。
大好きだと思える仕事に出会えることはめったにありませんし、そもそも人は裏切ることがあるけど、自分が積み重ねたものは裏切りません。その裏切らないものの一つが、仕事です。
旦那さんに対し、何度も結婚前に念押しされたということは、それだけ仕事を大切にされているということではないでしょうか。それだけ大切にしているものを守りたいと思うのは、何もワガママではないですし、むしろ固執しないといけないところです。
断言いたしますが、それだけ大切にしているものを曲げて相手に合わせたら、自分が自分ではなくなりますよ。
これはハルさんに限らず、ちゃんと大切にしているものがある人に共通することです。
それが趣味だったり、友達だったり、人それぞれ大切にしているものは違いますが、その対象がなんであれ、自分が大切にしたいものを理解してくれない人と結婚してもうまくいくことはありません。
実際、結婚するために自分が大切にしている守りたいものを曲げてしまった人の多くが、離婚か我慢のどちらかになっています。
アドバイス2:「縁がある」だけでは、夫婦の仲は続かない
それから、「約束したことを簡単に裏切られたことがショックで、一気に彼への気持ちが冷めてしまった」ということですが、最初からそれほど彼に対して気持ちが入っていなかったのではないでしょうか。もしくは、この件以外にも彼に対していつも何かしら思うところがあり、それが積み重なったことで冷めてしまったか、よく考えてみてください。
「結婚したのは縁があったから」と考える人が多いのですが、そうじゃありません。別に縁がなくても結婚できますし、そもそも縁があって結ばれた2人なんだとしたら、なぜこれほどまでに幸せそうな夫婦が少ないのか?という話になってきます。
それに、縁ってどれだけ強い結びつきがあったのだとしても、その縁が続くように維持する努力も必要です。
いわゆる「運命の人」は存在すると思いますが、たとえそういう人と出会っても、どちらかの人間が関係性を維持する努力をしないと別れるのは当然なんですよ。
古くから続く、今も多くの人たちに愛されている老舗の和菓子屋さんでも、存続させる努力をしないと倒産するのと同じです。
アドバイス3:後悔のないよう、離婚する前に「やり切る」べき
アドバイス3:後悔のないよう、離婚する前に「やり切る」べき
正直、離婚はいつだってできるんですよ。
ただ、その前にやり切っておいたほうが、いざ離婚するとなったときに自分を責めることがありません。
たとえば、今すぐ離婚を決意されたとします。おそらく後になってから、「もうちょっとできることがあったのではないか?」堪え性がない自分がいけなかったのではないか?」と自責の念が生まれる可能性があるんですよ。
そうならないために、「やり切ること」も視野に入れておいたほうがいいんですね。
アドバイス4:衝突を恐れていては、いい人間関係は築けない
何をやり切るのかというと、徹底的に旦那さんとやり合うことです。つまり、「私は仕事を辞めるつもりはないし、そのことは結婚前に伝えたはず。その約束を破るんだったら、私は離婚も辞さない」とはっきり伝えることなんですよ。
確実に衝突するはずなので、だからこそやり合うことになってしまうわけですが、夫婦関係に限らず、どんな関係性であっても衝突することを恐れていては、いい関係を築くことはできません。
それに、衝突することでしか見えない相手の一面もありますし、ぶつかることで深まる絆もたくさんあります。そういった点も踏まえて、お互いの気が済むまで話し合ってみてはいかがでしょうか。離婚するのはそれからでも遅くはないです。
話し合ったことで違う考えが芽生えるかもしれないですし、「離婚したい」という気持ちがさらに強まるかもしれません。
それに、たとえどんな結果になったとしても、「衝突を恐れずにパートナーとぶつかることができた」という実績を手に入れることができるんですよ。
「恋愛も結婚も仕事も、後悔しない人は常にやり切っているから悔いがない」ということをお忘れなく。
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