今や空前のプロテインブーム! プロテインに含まれるタンパク質は、ダイエットや免疫力アップなど、美容と健康に欠かせない栄養素です。いわゆる粉状のドリンクタイプだけでなく、パックドリンクやスナック、パンや麺類など、誰もがおいしく食べやすい形態の商品も増えてきて、より身近なものになってきましたね。数あるたんぱく質が豊富な食材の中で、私のイチオシは「プロテインヨーグルト」です。
ギリシャやアイスランドから上陸! 「プロテインヨーグルト」に注目
プロテインヨーグルトとは、古くから国民の健康食として愛され、腸内環境を整える発酵食品・ヨーグルトに、吸収効率に優れた良質のミルクプロテインが含まれたもののこと。高タンパクの濃厚ヨーグルト「ギリシャヨーグルト」や、アイスランドの健康フード「イーセルスキル」など、海外から上陸したプロテインヨーグルトもあります。これらは健康コンシャスな人が多いニューヨークやヨーロッパではすでに浸透していますが、日本でも、コンビニやスーパーなどでよく見かけるようになり、ニーズの高さを実感しています。もちろん、日本発の豆乳を原料としたプロテインヨーグルトもありますよ!
どれも免疫力と抵抗力を高める食材として、今後もますます注目されていきそう。それぞれの商品の特徴を知って、上手に取り入れてみたいですよね。そこで今回は、イチオシのプロテインヨーグルトを3種類ご紹介します。
日本ルナ「イーセルスキル」
「スキル」はアイスランドの伝統的な国民食。ヨーグルトと同じく乳由来の「スキル菌」が、腸内環境を整えます。酸味の素=ホエイを取り除いてから発酵させているため酸っぱくないのが特徴で、ヨーグルトの酸っぱさが苦手! という人におすすめです。ホエイに含まれる乳糖が取り除かれている分、糖質も控えめになります。
この「イーセルスキル」は、世界17カ国で愛されているスキルのトップブランド。1個(120g)あたりのタンパク質は13gと、一般的なヨーグルトの2~3倍に相当します。また、動物性脂肪がゼロなので、腸の負担を増やす老廃物の発生も抑えられるのがうれしいポイント。
チーズとヨーグルトを合わせたような味わいは病みつきになること間違いなし。味は3種類ありますが、まずは無糖のプレーンを味わってみて!
DATA
日本ルナ┃イーセルスキル
種類:プレーン、バニラ、ストロベリーピーチ
原材料:乳製品
内容量:120g
エネルギー:83kcal(120g/1個あたり)
たんぱく質:13.8g(120g/1個あたり)
明治「THE GREEK YOGURT」
高タンパクで人気の「ギリシャヨーグルト」。別名「水切りヨーグルト」と呼ばれ、通常の乳酸菌ヨーグルトの水分(ホエイ)を切って作るので、もともとは「高タンパク高脂肪」な乳製品ですが、世界的な健康志向を受けて、タンパク質は高いまま、脂肪ゼロの製品が登場。高タンパクで腹持ちがよく、食欲コントロールにも働きます。こちらも水分(ホエイ)が少ないので、一般のヨーグルトよりも糖質は控えめ。ダイエット中にも適しています。
そもそも本場ギリシャでは、刻んだきゅうりとハーブ、オリーブオイルを加えた「ザギジ」がスタンダードな食べ方。酸味が少なくまろやかなので、甘さがなくてもおいしく食べられます。せっかくの低糖質を活かすには、やはり砂糖不使用のプレーンタイプを!
DATA
明治┃THE GREEK YOGURT
種類:プレーン、パイン、ブルーベリー
原材料:乳製品、乳たんぱく質
内容量:100g
エネルギー:50kcal(100g/1個あたり)
たんぱく質:10.0g(100g/1個あたり)
マルサン「豆乳グルト」
こちらは日本製。豆乳を原料とし、植物性乳酸菌(TUA4408L)を加えて作った乳成分不使用、植物だけのヨーグルト。消化されにくい大豆タンパク質を発酵させてヨーグルトにすることで、吸収効率を高めています。植物性乳酸菌は、動物性乳酸菌よりも生命力が強く、体内で生きたまま腸に届く強い菌。加えて、動物性脂肪ゼロ&コレステロールゼロで、体を絞りたい人には最適! 大豆プロテインの強みである、加齢に伴う筋肉分解の抑制、抗酸化などのアンチエジング効果も期待できます。
こちらもダイエットにうれしい砂糖不使用タイプ。豆乳が苦手で甘さが欲しいという人は、加工された砂糖ではなく、フレッシュなキウイやベリー系などのフルーツをあわせて食べるといいでしょう。
DATA
マルサン┃豆乳グルト
原材料:豆乳(大豆・カナダ ※遺伝子組換えでない)
内容量:400g
エネルギー:46kcal(100gあたり)
たんぱく質:3.5g(100gあたり)
以上、プロテインヨーグルトの魅力とおすすめの商品をご紹介しました。記事を参考に、毎日の食生活にぜひ取り入れてみてくださいね。