新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全国の小中学校や高等学校などに対して臨時休校措置が要請されました。 家の中で過ごす時間が増えると、どうしても子どもがゲームをやる時間は長くなってしまいます。親としては「子どもにゲーム中毒になって欲しくない」という心配もあるはず。とは言っても、外出できない状況下で、子どもにゲームを制限しすぎるのもかわいそう……。
臨時休校中のゲーム、親としてどんなアドバイスをすべき?

臨時休校中のゲーム、親としてどんなアドバイスをすべき?

では、臨時休校の間、子どもがゲームと上手に付き合うにはどうしたらいいのでしょうか? ゲーム依存やゲーム中毒の危険性を踏まえつつ、子どものゲーム漬けを防ぐポイントを4つご紹介します。
   

ゲームは依存性が高く、中毒になりやすい!

臨時休校中のゲームの付き合い方には注意が必要

臨時休校中、「子供とゲームの付き合い方」には注意が必要

ゲームの依存性は、アルコール、たばこ、ギャンブルなどと同様に高いと言われています。一旦ハマってしまうと、寝食を忘れるほどゲームに熱中してしまい、ゲーム以外の生活面に悪影響を及ぼしたり、人間らしい生活を営むことが困難になったりしてしまいます。

また、ゲーム中毒になると自ら何かに集中し、じっくりと取り組む力が低下するとも言われています。その結果、教室内で集中できなくなったり、学業不振になったりすることも。

さらに、ゲーム内での暴力的なシーンが、子供の行動に悪影響を与えることもあります。子どもの行動や言動が攻撃的になったら、それは暴力的な内容のゲームの影響かもしれません。

このように、ゲームには高い依存性があるだけでなく、ゲームにかける時間のせいで宿題や学習にかける時間が少なくなって学業不振になったり、子どもの心身に悪影響が及んだりする可能性があるのです。

臨時休校のタイミングに関わらず、親が子どもにゲームを購入するときは「依存が起こりやすいものを購入するのだ」と認識しておく必要があります。

■ 参考記事
続いては、このような危険性を理解した上で、親が子どもにすべき「ゲームとの付き合い方についてのアドバイス」を4つ解説します。
 

1:子ども自身でゲームのルールを決めると、ある程度の歯止めがきく

子供自身が決めた時間の中でゲームを楽しむ

子供自身が決めた時間の中でゲームを楽しむ

子どもたちは普段、学校の時間割などに従い、決まったリズムの中で生活しています。しかし、臨時休校となると、この生活リズムが崩れてしまいがちです。

したがって、臨時休校中には「特別ルール」を設けることが大切。例えば、平日の学校がある時間(午前8時から午後3時まで)などはゲームをしない、何時から何時までを学習の時間に充てるなど、この時期限定のルールを設定しましょう。こうすることで、学校が再開した後も、普段の生活リズムにすぐに適応することができます。

ここで重要なのは、この「特別ルール」を親が一方的に決めないこと。子どもが自分で決めるということが大切です。子どもは親が決めたこと、命令に対しては、反発しやすいもの。子ども自身がゲームのルールを決めることが大切なのです。

また、自分で決めたルールを守ることで子どもの自制心が鍛えられるというメリットも。親は、「今日だけ特別に何時間でもやっていいよ。」と甘やかすことなく、子どもが自分で決めたルールをきちんと守れているか、見守ってあげましょう。

■ 参考記事  

2:約束を破った時は、自分で振り返らせる

子ども自身がゲームのルールを決め、子ども自身が振り返ることが大切

子ども自身がゲームのルールを決め、子ども自身が振り返ることが大切

さて、子どもが自分で決めたルールを守れなかったとき、親としてどのような対応をすればいいでしょうか?

子どもが再びそのルールを守れるようになるには、まず親が子どもの言い分を聞いてあげることです。なぜルールを守る事ができなかったのか、先ずは子供の話しを聞きましょう。子どもの言い分が自分勝手な言い訳である場合もあるでしょう。しかし、大切なのは子どもにそれを自覚させること。こうすることで子どもは、自分を律する力を自ら身につけていきます。

ここで親がやってはいけないことは、頭ごなしに叱ってゲームを禁止、没収してしまうことです。これでは、子どもがゲームについてのルールを自分で決めた意味がなくなってしまいますし、問題の解決にはなりません。

あくまで、子どもにゲームとの付き合い方を自分で考えさせることが重要です。子どもの自制心を育てるためにも、親は子どもが自分で考えるための手助けをしてあげましょう。

■ 参考記事  

3:ゲーム以外の楽しみを用意してあげる

臨時休校中のゲーム以外の楽しみ、料理やおかし作りもいいですよね

臨時休校中のゲーム以外の楽しみ、料理やおかし作りもいいですよね

臨時休校で外出できないと、どうしても娯楽がゲームだけになってしまいがち。そんなとき親として子どもにしてあげられることは「ゲーム以外の楽しみ」の用意です。ゲーム以外でも、家の中でできる楽しみは他にたくさんあります。

例えば、料理。普段学校や仕事で時間が取れない平日の昼間に、親子で一緒に料理やおかし作りに取り組んでみませんか? 子どもにとっての学習にもなりますし、親子のコミュニケーションのきっかけにもなりますよね。

また、創作玩具や折り紙など、創作する「楽しさ」を提供してあげるのも子どもにいい影響を与えるはずです。「ゲーム以外にもこんなに楽しいことがあるんだ」という発見が、子どもの想像力を豊かにさせ、ゲームへの過剰な集中力を調整してくれます。

身体を動かして心身がすっきりすれば、ゲームからの過激な刺激を欲することも少なくなっていくはずですよ。

■ 参考記事  

4:臨時休校中は少し緩めの気持ちで見てあげることも重要

臨時休校中のゲーム、少しは大目に見てあげて

臨時休校中のゲームは家族団らんの機会になるかも?

これまで、臨時休校中のゲームとの付き合い方や、ゲームのルールを子ども自身に決めさせることの重要性についてお話ししてきました。

親の対応としては、子どもが自分で決めたゲームとの付き合い方のルールを見守ってあげることがベストです。これは普段の生活においても同様ですが、今回の臨時休校中においては特に、少し緩めの気持ちで見守ることが大切かもしれません。

というのも、今回の臨時休校期間は、コロナウイルス感染予防の意味でも不要な外出を控えなければならないため、普段なら毎日会えていた友達にも会えず、外出もなるべく控えなければいけない状態。ずっと家の中という環境にも飽きてしまいますし、あらゆる観点で子どもにとってもストレスが大きいのです。

ゲームを何時間した、ルールを守らなかったなどで親があまり感情的にならず、普段よりも少し緩めの心持ちで子どもを見てあげることも大切でしょう。


また、この臨時休校期間中に家族で過ごせる時間が長くなった家庭も多いのではないでしょうか? 普段は子どもだけでやっているゲームを家族全員で楽しむなど、ゲームを家族団らんのきっかけとして大切にするのもいいかもしれませんね!

■ 参考記事
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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。