節約/通信費の節約

子供でもわかるシリーズ《電話回線の種類》第7回 回線の種類vol7~光ファイバー~(3ページ目)

第1回目では電話回線の種類について大まかに説明してみました。今回は『光ファイバー』について、少し詳しく説明します。FTTHという言葉がわからない人は必見です!

執筆者:大串 明弘

■FTTHって何?

光ファイバーの話と一緒にFTTH(エフ・ティー・ティー・エイチ)という言葉が良く出てきます。これは、Fiber To The Home(直訳すると「光ファイバーを全家庭へ」)という言葉の略で、日本語で言うなら「光ファイバー全家庭普及計画」とでも言いましょうか。慣用的には、光ファイバー回線のことをさすことが多いですが、本来の意味とは異なるように思います。最近では、FTTHと並んでFTTBという言葉(Fiber To The Business)も聞かれることもあります。いずれも、光ファイバー回線のことです。

■光ファイバーだと電話は使えない!?

光ファイバー回線では、今のところ電話はできません。ADSLの場合、電話とインターネットの両方ができますが、Bフレッツにすると、電話回線が光ファイバーになるわけではなく、既存の電話線はそのままで、新たに外から光ファイバーが引き込まれるのです。よって、固定電話を継続して利用したいなら、既存の電話回線とは別に、光ファイバーを引くことになります。

すなわち、電話と光ファイバーを併用したいのならば、電話回線と光ファイバー回線の2本が必要ということになります。

光ファイバー回線は基本料金がありませんが、月額利用料が高いので、電話と併用する場合は割高になってしまいます。

■東京電力やゆうせんも参入

光ファイバーを引いているのは、NTTだけではありません。「東京電力」や「ゆうせん」も独自に光ファイバーを張り巡らせ、光ファイバーのサービスを行っています。

今後、各社による競争が進むことで、工事費や利用料もどんどん低価格化することでしょう。注意して動向を見守っていきたい回線です。



光ファイバーについて少し詳しく説明しましたが、おわかり頂けましたでしょうか?この記事に関するご質問は掲示板までお願いします。(掲示板には匿名で書けますから、安心してご利用下さい。)

関連サイト: 『電話回線どんな種類がある?vol1』(ガイド記事)
  『自分が使っている電話回線は何?』(ガイド記事)
  『回線の種類vol2~アナログ回線~』(ガイド記事)
  『回線の種類vol5~ISDN回線~』(ガイド記事)
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