亀山早苗の恋愛コラム

男女の仲を惑わす「仕事か恋か」。現代女性はそれほど単純ではなく

剛力彩芽さん(27)が仕事を辞めてと言われたらどうするかという一般論に対して、「無理でした」と実体験として語った。仕事か恋か、仕事か結婚かを二者択一する時代ではなくなっているが、相手の関係性によってはそういう選択をせざるを得ないこともある。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

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「仕事か恋か」は、女性の永遠の葛藤なのか

仕事か恋か

女優の剛力彩芽さん(27)が、テレビ番組に出演、名前こそ出さなかったもののZOZO創業者の前澤友作氏(44)との別れについて語った。彼女自身は仕事を辞められなかったこと、彼が結婚という形にとらわれない人だったことなどを率直に話したようだ。

その中で、彼女は仕事を辞めてと言われたらどうするかという一般論に対して、「無理……でした」と実体験として語った。すでに仕事か恋か、仕事か結婚かを二者択一する時代ではなくなっているが、相手の関係性によってはそういう選択をせざるを得ないこともある。

 

 

ケース1. 彼が海外へ転勤について行けなかったミエさんの場合

3年間つきあって結婚を約束していた同い年の彼に、海外転勤の話が持ち上がった。そのとき、当時29歳だったミエさん(33歳)は、仕事を辞めてついていこうと思っていた。

「結婚して海外へ行くなんてかっこいいし、海外での経験は私にとっても長い目で見れば悪くないはず。そう思っていたんです。それなのに彼の転勤が決まった時期に、私が出した企画が通ってプロジェクトが立ち上がる時期が重なって……。それはずっと私がやりたかった企画だったし、会社の上層部もものすごく期待していると言ってくれた。結婚するから辞めますとは言えなくなりました」

自分にとって何が大事なのか。ミエさんは必死で考えた。彼のことはもちろん大事。だが、彼が赴任するのは欧米の先進国ではない。現地で生活する日本人妻たちは、狭いコミュニティで暮らしているようだった。

「彼についていっても、おそらく私のキャリアには何のメリットもない。5年いて戻ってきたら、会社に私の居場所はないでしょう。その前に子どもができて私だけ帰国する可能性も高いかもしれない。はたしてそれでいいのかと真剣に悩みました」

彼女が出した結論は、彼が日本に戻ってくるまで婚約という状態を保つことだった。だが、これには彼が反発。それならいったん別れて、帰国してから再度、考えよう、と。

「結婚してついてきてくれないなら、そういう女性と一生一緒にやっていけるかどうかわからないからって。彼はヤケ気味にそう言ったんですが、それを聞いて、私も妙に納得しちゃって。そうだよね、じゃあ、別れようとすぐに言いました」

もちろん彼に対して未練はあった。だが、彼が「自分の人生についてきてくれる女性」を求めているなら、それはやはり自分ではないとミエさんは感じたのだという。

自分も彼もひとりで歩いていくのが基本。でも心だけはいつも寄り添う。それが彼女の理想だと気づいたのだ。

 

 

ケース2.  「俺が食わせていけるから」と言われても……ミヨさんの場合

ミヨさん(35歳)も、5年つきあってきた3歳年上の彼と最近別れた。彼が会社を辞めて独立したのが3年前。ずっと大変だった時期を見てきて、最近、ようやく仕事が軌道に乗ってきたのを実感しているところだった。

「彼の仕事は、海外とのやりとりが多いため、時間が不規則なんです。一時期は事務所に寝泊まりしていたこともありました。仕事が落ち着いてきた今でも、不規則なことに変わりはありません。ただ、以前だったら事務所に泊まっていたのが、今は時間ができると『今から行っていい?』とたびたび連絡が来るようになった。それが午前1時だったり2時だったり。前は会えるのがうれしくて起きて待っていましたけど、私はシフト制の仕事なので、彼に合わせていると心身ともにつらいんですよね……」

彼に率直にそう言うと、「だったら仕事やめていいよ、もうオレが食わせていけるから。やめてもどうってことないでしょ」と言い放った。自分の仕事をそんなふうに見ていたのか、と彼女はショックを受ける。

「私は好きで今の仕事を選択したし、一生をかけてやる仕事だと思っています。それをそう簡単に、辞めればいいじゃんと言われてカチンときました。彼の収入が増えたのはいいことかもしれないけど、だからといって人の仕事を貶めるような言い方をしなくてもいいんじゃないかなと」

 

仕事か恋か、なんて単純な二択ではなく

パートナーが大事に思っていることを自分のことのように大事に思えるかどうか。そこは相手を選ぶ上で大きな基準となるのかもしれない。

仕事か恋か。その問題が表面化したとき、女性たちは単純に、労働をとるか彼をとるかというふうにはとらえていない。彼の経済力も、最後は当てにはしていない。自分の仕事に対する思い入れ、恋する相手の自分への敬意の払い方、トータルで考えたときの自分の人生などを鑑みて選択していくのだ。自分の気持ちが最優先になって当然だろう。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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