金持ち体質と貧乏体質、お酒の飲み方はどう違う?
先日、「お金持ちは食べない!? 貧乏な人ほど好む食べ物って」と「金持ち体質と貧乏体質、好きなお菓子が全く違う!?」という記事を公開しました。【ガイドが動画でお金持ちのお酒との付き合い方を解説】
これらの記事では、お金持ち体質に近づくための、食事のポイントを解説しました。僕らにとって食事は必要不可欠。「普段の暮らしをちょっぴり改善するだけで、豊かになれる」と思うと、工夫してみようという気になりますよね。
他にも、お金持ちの習慣の中で気になるのが、「飲酒の仕方」ではないでしょうか。デキる大人であれば、賢く飲酒を嗜みたいものです。そこで今回は、金持ち体質と貧乏体質のお酒との付き合い方について解説しましょう。
お金持ちが深酒をしない2つの理由
結論から言うと、金持ち体質は「お酒と上手に距離を置く」と考えられます。これには、長期的な理由と短期的な理由があります。長期的な理由は、飲酒は「健康」を害するからです。過去に「健康維持こそ最強の投資だ!」なんて話もしましたが、健康維持には金銭的なメリットが大きいです。なぜなら、健康を維持するだけでも働くことができるうえ、長寿により複利で資産を増やすチャンスが手に入るからです。
つまり、健康を害する行為は貧乏体質まっしぐらといえます。そんな中、「少しの飲酒でも発がんリスクは高まる!」なんて研究(1)もあります。長い目で見ると、飲酒は金持ち習慣とは程遠いと考えられます。
短期的な理由は、飲酒は「睡眠」を害するからです。国際アルコール学会(AAAS)の調査(2)では、アルコールが睡眠の質を下げる可能性を指摘しています。
お酒を飲んだ夜、「寝ている途中で目が醒めてしまった」「普段よりも早く目が醒めてしまった」という方も多いはず。これは、アルコールによって、睡眠が妨げられているのが原因でしょう。
過去に「お金持ちになりたいならよく眠るべし!」なんて話もしましたが、頭脳を鋭く保つために良質な睡眠は不可欠です。
まとめると、「長期的に見ても、短期的に見ても、飲酒は貧乏体質につながるぞ!」といえるでしょう。
金持ち体質はお酒と上手に付き合う
かくいう僕も、若いころはよく飲み会に出席し、その度に深酒をしたものです。飲み会の翌日は二日酔いでフラフラし、仕事に身が入らなかったこともしばしば。生産性は下がるばかり。今思えば、お酒に振り回される暮らしをしていました。人付き合いをするうえで、お酒は強力なツールです。お酒の席で有利に交渉を運べた……という方も少なからずいるはずです。とはいえ、ツールに振り回されていても、結果は出せません。ツールは「使いこなして」はじめて価値が引き立つものです。
以上を踏まえたうえで、やはり「金持ち体質はお酒と上手に付き合う能力がある人だ!」といえそうです。
「それでもお酒が好きなんじゃー!」という方は、「好きに飲んでよいのは週に1回まで」など、ルールを決めてみてはいかがでしょうか。かくいう僕自身、好きにお酒を飲んでよいのは「毎週木曜日だけ」と決めています。これだけでもメリハリが出てくるので、オススメですよ。
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【参考文献】
- 調査:GBD 2016 Alcohol Collaborators, 2018, "Alcohol use and burden for 195 countries and territories, 1990-2016: a systematic analysis for the Global Burden of Disease Study 2016", Lancet, 392, pp. 1015-1035
- WEB記事:AAAS, "Reviewing alcohol's effects on normal sleep", 2019年10月28日時点