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ファイル管理を“仮想化”して整理する

どんどん増えていくデータファイル。きっちりフォルダ別に分類してみたけれど、必要なファイルがあちこちのフォルダに分散してかえって見つけにくい……。そんな悩みを一挙に解消するファイル管理ソフトの紹介です。

執筆者:吉原 克

どんどん増えていくデータファイル。きっちりフォルダ別に分類してみたけれど、必要なファイルがあちこちのフォルダに分散してかえって見つけにくい……。そんな悩みを一挙に解消するファイル管理ソフトの紹介です。

=CONTENTS=
■ファイルの仮想化管理とは?
「ブンルイダー!」の基本的な使い方

ファイルの仮想化管理とは?

ウィンドウズのファイルシステムは、フォルダを階層構造で管理する仕組みをとっています。
たいていは、フォルダに「○○用」などと名前をつけて、その中に関連するファイルを格納していくというのが一般的なファイル管理方法ですよね。

でも、複数の別々のフォルダに格納したファイルをいくつかまとめて1つの用途に必要なケースはあるものです。
また、あまりにもフォルダの階層を深くしすぎて、目的のファイルに辿り着くまでに心身ともに疲労困憊……といったことも、ありますよね。

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1つの作業のために必要なファイル群が、別々のフォルダに格納されているといちいちそれらのファイルを探し出すのが手間だ

かといって、わざわざ「○○用」などと別のフォルダを作ってそこへファイルを移動させてしまうと、それはそれでファイルが整理された状態が崩れてしまう……。

そういったときに役立つのが、ファイルを仮想化して管理するソフト、「ブンルイダー!」です。

「ブンルイダー!」は、実際のファイルの格納場所を移動することなく、仮想フォルダ上にファイルを分類・整理できるフリーソフトです。

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エクスプローラふうの画面でファイルを仮想フォルダ上で管理できる

カテゴリ(フォルダ名に相当)ごとに、必要なファイルを実際の格納場所の違いに影響されずに一覧表示させることができます。

つまり、「○○用」などとカテゴリ(これが仮想フォルダになります)を作成し、そのカテゴリに、さまざまなフォルダの中に格納されているファイルを登録することで、ファイルの実際の格納位置を動かすことなく、あたかも同じフォルダ内にそれらのファイルが格納されているかのような状態を作り出すのです。

この機能を使えば、特定の作業時によく参照するファイルをあらかじめカテゴリに集約しておくことで、必要なファイルを「ブンルイダー!」からすぐに開くことができるようになります。

一度「○○用」「△△用」「□□用」……と、作業内容別・目的別にいくつかのカテゴリを作成し、カテゴリごとに必要なファイルを登録しておけば、エクスプローラ上でフォルダを辿って必要なファイルを1つ1つ探し出す手間が大幅に省かれることになります。

次のページでは、「ブンルイダー!」の導入から設定方法までをガイドします。
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