誰でもできる!金銭感覚の鍛え方

これまで何度か、「お金持ちになりたいなら記憶力を鍛えるべし!」という話をしてきました。
というのも、ワーキングメモリ(作業記憶)が優れている人は自制心が強く、金銭感覚が鋭い傾向があります。それもあり、「作業記憶が強力な人ほどお金持ちになりやすい!」と考えられているのです。
 
そして、ここがポイントなのですが、ワーキングメモリは回復させたり、鍛えたりすることができるようです。

ワーキングメモリを回復させる方法としては、『嫌な感情を紙に書き出すことで頭をリフレッシュできる!』『自分の呼吸に意識を向けるとワーキングメモリが改善した!』といったデータが得られております。他にも、ワーキングメモリを鍛える方法としては、『数独(パズルゲーム)をやると良いかも!』なんてデータもありますね。
 
ワーキングメモリを改善する手軽な方法は、他にもまだまだあります。そこで今回は、「ワーキングメモリを改善できる可能性の高いお菓子があったぞ!」という論文を見つけたので、紹介します。
 

ワーキングメモリの改善には、どんなお菓子がベスト?

今回ご紹介するのは、アイルランド国立大学コーク校による論文(1)です。この研究では、ガムを噛むことで、ワーキングメモリにどのような影響があるかを調査しています。結果、「ガムを噛むとストレス解消効果があったぞ!」というデータが得られました。
 
実は、ストレスはワーキングメモリの大敵です。ワーキングメモリは自制心を司っています。ですが、イライラが募るとワーキングメモリが弱まり、自制心が崩壊してしまうのです。結果として、ストレスを溜め込むと、衝動買いが増えたり、金銭感覚が狂ったりしてしまうのです。

裏を返すと、「ストレスを解消できればワーキングメモリが回復し、金持ち体質になれるかもしれないぞ!」ということ。

ガムにはリラックス効果がありますので、「ガムを噛む→リラックスできる→ストレス解消→ワーキングメモリが回復→金銭感覚が鋭くなる→お金持ちに」という理屈ですね。かなり遠回りに思えますが、こういう小さなところが大事なのです。

ガムを噛むとリラックスできる理由としては、「噛む」という反復的な行為にリラックス効果がある(2)からです。
 
ガムを噛む以外にも、「テンポ良く歩く」「呼吸を整える」といった、リズム運動はストレス解消効果が高いのでオススメです。 
 

貧乏体質につながる!? 避けたいお菓子は……

ここまで、「ガムはリラックス効果があるから、金持ち体質につながるお菓子だと思うぞ!」という話をしてきました。では逆に、貧乏体質につながる危険なお菓子には、どのようなものがあるのでしょうか。
 
最も危険性が高いのは、「砂糖・塩・油の多いスナック菓子」です。
 
大昔、僕ら人類が狩猟採集民族だった頃は、糖分・塩分・油分は貴重な食料でした。僕らの脳はこれらの食品を「貴重だ!」と認識することから、密度の高い砂糖・塩・油を摂取すると脳が暴走します。
 
過度な砂糖・塩・油は脳を暴走させ、自制心を崩壊させます。これが原因となり、いくら食べても「美味い!もっと食べたい!」と、さらに求めるようになるでしょう。この悪循環は、僕らが貧乏体質になる要因ともなります。
 
実際、「ファストフードは貧乏につながる可能性が高いぞ!」なんて研究(3)もあります。美味しすぎるお菓子は麻薬と似ています。「摂れば摂るほどもっと摂りたくなる」のが、麻薬の怖いところ。お酒やタバコも似ています。砂糖・塩・油も、これと似たものです。
 
とはいえ、砂糖・塩・油は貴重な栄養源です。摂取そのものは問題ではありません。怖いのはあくまで「摂り過ぎ」なので、暴飲暴食につながらないように注意しましょう。
 

マイルールを決めて、お菓子と賢く付き合おう!

かくいう僕は、「1日に食べて良いお菓子は200kcalまで」「自由にお菓子を食べて良いのは金曜日だけ」のように制限をかけています。
 
完全に断つのは難しくても、「制限量を設ける」「できるだけ家には常備しない」などの工夫で、乗り切ることができています。

我が家の場合、家に常備されているお菓子はクロレッツのガムのみです。その他、旅行のお土産で買ってきたお菓子や、友人からもらったお菓子については、なるべく目に入らないところに置き、「夕食後だけ」「金曜日だけ」と食べても良い日を決め、節度を持って食べるようにしています。
 
甘くて美味しいお菓子。食べると美味しくて幸せな気分になれますが、付き合い方を間違えると不幸や貧乏につながります。そうならないためにも、節度をもった付き合い方をするのが大切です。
 
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【参考文献】
 
  1. 論文:Andrew P. Allen and Andrew P. Smith, 2015, "Chewing Gum: Cognitive Performance, Mood, Well-Being, and Associated Psychology", Hindawi Publishing Corporation BioMed Research International, 2015, Article ID 654806
  2. 論文:小林義典, 2011, "咬合・咀嚼が創る健康長寿", 日補綴会誌, 3(3), pp. 189-219
  3. 論文:Sanford E. DeVoe, Julian House, and Chen-Bo Zhong, 2013, "Fast Food and Financial Impatience: A Socioecological Approach", Journal of Personality and Social Psychology, 105(3), pp. 476-494
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