<貯金できない人の習慣・目次>
貯金できない人の習慣1:家の中が汚く整理整頓されていない
お金のプロいわく、お金が貯まらない!と嘆く方のお宅を訪問していると、貯められない人のお宅のある共通点に気付くのだとか。それは、家の中が汚く、雑然としているということ。生活が乱れ、心が荒れてしまうと部屋の中が散らかりますし、そんな時は大抵、家計管理にも手が回っていないという関係性があるようです。お金のプロが分析する、部屋の汚さにあらわれる貯められない人の心理は以下のようなもの。■部屋の汚さにあらわれる、貯金できない人の心理
- 机の上に書類が山積み……収入は多いが、散財も多い
- トイレが汚い……現状を見つめる勇気がなく、家計もなんとかなると思っている
- 部屋の中を片付けられない……家計も管理できていない
- ものがあふれている……ムダ遣いが多く、ものを持つことで心の安定を図ろうとする
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貯金できない人の習慣2:100均グッズなど実は不要なものを集めている
お金の計画をしっかり立てられていない家ほど、使わないものが埃をかぶっています。以下に挙げるようなものを、集めてしまってはいませんか?■お金の貯まらない人が持っているもの
- 100均グッズ……必要性よりも、「安い!」いうお得感が先行してしまい、ついつい不要なものまで買ってしまう
- 雑多な食器……100均などの安価なお皿を大量に選ぶ。新しいものが出たら買うというスタイルで、異なるブランドやデザインのものを雑多に集めてしまい、長期的に見ればコスパは×。
- 収納グッズ……家が片付かないからと収納グッズを買い込むも、うまく活用できずにむしろものを増やす結果に。そもそも収納が足りなくなるのは暮らし方とものの量が合っていない証拠なので、不要なものの処分が第一歩。
お金が貯まらない人が家に不要なものを溜め込みがちなのに対して、貯金できている方のお宅はやはり綺麗に片付き、不要なものはきちんと処分しているという傾向が見られます。ご家庭によって収納スペースに違いがあるとはいえ、この違いを生み出す根本的な差は、捨てるための決断力にあるのかもしれません。
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貯金できない人の習慣3:習慣で解決できる問題をお金で解決しようとする
習慣や心がけを変えれば解決できる問題に、お金をつぎ込んでしまうというのも、お金が貯まらない原因のひとつです。エステに定期的に通い、そこですすめられた高い化粧品や美容機器を迷わず買ってしまうというBさん。……(中略)……「不規則な生活をしている」という反省点があり、お肌のために、さらに高い美容液を買って乗り越えていたそうです。
そこで、根本的に生活を見直してみることにしました。早寝早起きを心がけ、野菜スープを作るなど、少しずつ自炊を取り入れるようにしました。「きれいを保つには、高い美容代をかけなくては」という強い意識があったそうですが、「生活を変えることでも、きれいになれる」と自信を持てたことで、気持ちもどんどん明るくなっていったそうです。
問題の解決には、お金を使うことが本当に有効な方法であるのか、一度きちんと見直してみるといいかもしれません。支出の奥にある「気持ち」を振り返ることが大切です。
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貯金できない人の習慣4:優しさゆえに誘われると断れない
「今日はまっすぐ帰ろう、今月は前半お出掛けが多かったから控えようと思っていたけど、誘われたら断れなくって…」
「何も買わずに店を出るのは悪い気がして」
「一緒に習い事をさせようと、ママ友に誘われて」
「『何にでも合います』と勧められ、試着をするうちに何となく断れなくて」
こうした、優しさゆえに誘いを断れず、想定外の出費がかさんでしまうために貯められない人もいます。もちろん、大人には必要な付き合いがありますし、多少の無理をしてでもお誘いに応じた方がいい場合もあります。ただし、断れない人は自分の予算ではなく、自分がどう思われるかを優先してしまっているのだということは覚えておきましょう。
断りづらいお誘いでも、メリットと出費を天秤にかけて考えます。嫌味にならない断り方のコツは、相手の提案の素晴らしさを認め、感謝を述べた上で、事情があってそれには乗れない、という言い方をすることです。
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貯金できない人の習慣5:セールやバーゲンで得した「つもり」になっている
お金がなかなか貯まらないことに悩んでいるため、高いものを買わないように気を付けた結果、物欲をセールで爆発させてしまうというパターン。セールやバーゲンは、「早いうちに買っておかないと」という焦燥感と値段のお得感があいまって、後から考えてみれば要らなかったのでは……というものでもついつい買ってしまいがちです。どうしても必要な、お目当てのものがあるなら活用すべきですが、「安いから覗いてみるかな」というだけなら、足を運ばないのが得策です。また、オマケや「期間限定」の文字に弱い人にも同じような心理が働いています。株主優待につられて株を買ってしまうというのも同じ。買い物をする時は、本当に必要なものなのか、冷静に見極めましょう。
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貯金できない人の習慣6:今は無理だけどいずれは貯めるつもり
「もう少し時間が出来たら、お金の勉強をする」
「夫の給料が減ったら、私も働く」
今はまだ無理だけど、あるいは差し迫った必要は感じていないからまだいいけど、いずれは貯金をしなければいけないと考えています、という方は多いです。しかし、そうした姿勢ではいつまで経っても「その時」はやってきません。
お金について考えておくのに、早いに越したことはないのです。今のタイミングでは生活を大きく変えることが難しいのだとしても、支出を見直して貯金する術はいくらでもあります。いきなり高いハードルを設け、入念な準備が必要だと意気込まずとも、まずはちょとずつでいいのでコツコツ始めてみましょう。
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貯金できない人の習慣7:今月は「たまたま」特別出費でお金がないだけ
結婚式に出席した、家電が壊れて買い替えた、親が病気になったお正月で帰省の交通費がかかった……今月は、予想外の出費があったからしょうがない。「今月はたまたま」お金がなくなってしまっただけだと考えてしまいがちです。しかし、人生の「たまたま」は毎月やって来ます。冠婚葬祭、レジャー、入学、卒業、家族分の誕生日……など、なにかしらのイベントは毎月起こります。不意の出費でお金がなくなってしまう人は、あらかじめ冠婚葬祭用や住宅購入用・教育費用などの予測できるお金をそれぞれ分けて、貯めていくことが大事です。特別出費があっても、こうしたお金には手をつけません。それぞれの出費をどのお金から払うのか、きちんと決めておけば、気付いたら必要なお金まで出してしまっていた!という悲劇は避けられます。
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貯金できない人の習慣8:夫婦共働きで家計の全体像が不透明
共働き家庭で、夫婦どちらも働いているのだから貯められているはず、というつもりでいても互いに相手の貯蓄や支出を把握していなかったが、フタを開けてみると思っていたよりも貯蓄がなかった……なんてことにならないために、共働き夫婦のパターン別、貯められなくなるかもしれないデメリットを知っておきましょう。ご家庭にあてはまるところがないか、要チェックです。■貯められないリスクはそれぞれある!?共働き夫婦のパターン
- 項目ごとに出費は分ける! 役割分担夫婦
生活費の支出項目別に、夫と妻のどちらが負担するかをあらかじめ決めて、家計管理をするパターン。固定費は夫、生活関連の支出は妻が負担することが多い。相手が負担する費目の支出については関心が持てず、夫婦で家計を管理するという意識が希薄になりがち。 - 見かけの家計簿は完璧、生活費精算型夫婦
「生活費は2人で平等に負担しよう」と、お互いに使った生活費を毎月合算して、差額を精算するというパターン。後で精算する必要性から、詳細な支出の記録をつけているケースが多い。家計簿をつける目的が、分担のための精算にあるので、予算管理や貯蓄という概念がなく、支出が次第に多くなる。決めた項目だけを記録しているので、お小遣い含めそれ以外の支出や家計全体を把握することができない。 - 2人で仲良く家計を管理? 仮面共通財布型夫婦
夫婦であらかじめ決まった金額を出し合って共通の財布や口座を作り、生活費や教養娯楽費などを出すパターン。決まった項目の金額の予算管理はできるが、それ以外の部分は相手に任せきりで、お互いにブラックボックスに。 - 人生は楽しく、ライフスタイル重視型夫婦
お互いの趣味やライフスタイルを尊重するパターン。計画的に消費をしたり、貯蓄をしたりすることに慣れていないため、例えば、子どもが生まれ、妻が育児休職に入り、収入が一時的に減少するといった場合でも、なかなか生活水準を下げられず、家計がひっ迫してしまう可能性も。
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こんな共働き夫婦は貯まらない?家計管理NG集
貯金できない人の習慣9:給与から先取りで貯蓄を確保していない
貯蓄の王道というのは、給与から天引きして先取りで貯蓄をしてしまうことにつきます。自分の目の届かないところで貯蓄が確保されるので、まめでない人でも続けられます。一番のおすすめは、給与天引きができる、財形貯蓄や社内預金。あるいは、毎月一定額を、自動的に無料で貯めてくれる銀行の自動積立定期預金もいいでしょう。年収300万円未満で今収支が厳しい人なら月2万円、そうでない人は月3万円の先取り貯蓄をスタートさせてみましょう。今、給与振込み口座にしている、銀行口座からの積立をするのがいいでしょう。月3万円貯めていけば3年間で100万円貯められることになります。これは預ける時にも金利などが有利になるお金の単位です。できることから始めることで、大きな貯蓄につながっていくはずです。
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お金が貯まらない理由は?貯金できない3タイプ
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貯金できない人の習慣をお伝えしました。あてはまるところはありましたか? 日々の習慣から見直して、自分にとって最適な貯金の方法を見つけてみてくださいね。
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