日本酒

祝・ラグビーワールドカップ開催! 地酒ともに楽しむラグビー観戦

ラグビーワールドカップ2019のホスト国になっている日本。岩手県釜石市の鵜住居(うのすまい)はその会場のひとつです。旅行ガイドであり、各地の名産にも詳しい千葉千枝子さんが、ラグビー観戦と一緒に楽しめる釜石の地酒をイチオシしてくれました。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

釜石シーウェイブス応援ラベル

釜石シーウェイブス応援ラベルがついた「浜千鳥」の特別純米酒
 

ラグビーワールドカップ2019™日本大会が開幕しました。ラグビーファンもそうでない人も、激闘するラガーマンの華麗なプレーに、きっと酔いしれていることでしょう。

全国12会場、日本がラグビー一色に彩られます。東日本大震災の被災地、岩手県釜石市の鵜住居(うのすまい)復興スタジアムもそのひとつ。世界に向けて被災地の復興の姿を示す、貴重な機会にもなることでしょう。こちらでは、釜石でのラグビーの歴史、グルメや人気の地酒「浜千鳥」についてイチオシします。
   

北の鉄人と評された伝説のラガーマンたち

北の鉄人

新日鐵釜石ラグビー部の愛称「北の鉄人」は土産物のタイトルにもなっている
 

ラグビー日本選手権史上、初めて7連覇(1979-1985)を成し遂げた新日鐵釜石ラグビー部は、その強豪ぶりから「北の鉄人」と呼ばれました。元祖ミスター・ラグビーとして知られる松尾雄治さんらを輩出した新日鐵釜石ラグビー部は、その後の事業再編により、2001年から地域クラブの「釜石シーウェイブスRFC」として活躍しています。

震災後は、「スクラム釜石」を合言葉に、悲願のラグビーワールドカップ釜石開催を実現させました。
 

製鉄業の工場勤労者に愛された釜石ラーメン

釜石ラーメン

なぜか懐かしい味がする新華園本店の釜石ラーメン
 

三陸沿岸に位置する釜石は日本近代製鉄発祥の地であり、鉄の町として知られています。幕末から製鉄業で発展し、市内には鉄の歴史館やユネスコ世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつである橋野鉄鉱山など、見どころがたくさん。観光で訪れた際は、NHKの朝ドラ『あまちゃん』の舞台にもなったローカル線の三陸鉄道に揺られてみるのもよいでしょう。

釜石グルメの代表選手は「釜石ラーメン」。醤油ベースの優しい味で琥珀色のスープが特徴的です。工場勤労者たちがすぐに食べられるようにと、茹で上がりが早い極細のちぢれ麺が使われています。
 

釜石の銘酒・浜千鳥で酔いしれよう

南部杜氏と浜千鳥の酒蔵

南部杜氏の伝統的技法が受け継がれる「浜千鳥」の酒蔵
 

そして、釜石の地酒といえば「浜千鳥」。北上山系の清らかな水と岩手県産をはじめとした良質の米、そして南部杜氏の伝統的な酒造りの技法からなる銘酒で、さらりとした口当たりと切れの良い甘みが特徴です。

「浜千鳥」のラインナップのなかには、釜石シーウェイブス応援ラベルの商品もあります。ぜひ、テレビ観戦をしながら、盃を傾けてください。

「純米大吟醸結の香」「浜千鳥純米酒」「純米吟醸吟ぎんが仕込み」などが世界で愛飲され、受賞している銘柄も少なくありません。また、生貯蔵酒や梅酒、にごり酒、本格米焼酎「纜(ともづな)」など日本酒以外のラインナップも充実しています。
 
釜石シーウェイブスラベル浜千鳥

贈答品にも喜ばれる釜石シーウェイブス応援ラベルの浜千鳥セット
 

いずれの酒も、三陸の山海の幸はもちろん、イタリアンやフレンチ、中国料理などさまざまな料理に合います。「浜千鳥」を各種取り揃える釜石の飲み屋街「呑(の)ん兵衛横丁」に立ち寄るのもイチオシ。ラグビーを自宅観戦者する場合は、お取り寄せで購入してはいかがでしょうか。公式ホームページでは、通販も行っています。
 
DATA
株式会社浜千鳥┃浜千鳥

※「純米大吟醸」「純米吟醸」「純米酒・特別純米酒」などさまざまなお酒が「浜千鳥」の銘柄のもとに販売されています。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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