パスカル・ル・ガック 待望の海外初店舗が東京にオープン

2019年1月19日、東京・赤坂に「パスカル・ル・ガック 東京」がオープンしました。フランス、世界中のチョコレートファンを魅了し、サロン・デュ・ショコラ東京では、常にトップクラスの人気を誇る、超人気ブランド。

パリ郊外、サン=ジェルマン=アン=レーにある本店に続く、2店舗目を東京に出店、というので、オープン初日は朝7時から50人近い行列ができるなど、大きな話題となっています。
パスカル・ル・ガック東京

ギフトにふさわしいボックス


フランスにある、本店についての私の記事はこちらをご覧くださいね。
「人気ショコラティエ、パスカル・ル・ガック氏を訪ねて」

東京の店舗も、本店と同じ佇まい。カラーもスタイルも同じですが、東京には、サロン・ド・テ(イートインスペース)があるのが特徴です。
パスカル・ル・ガック東京

白を基調にした明るい店内

また、パティシエ、ショコラティエが、作業をする様子が見られるオープンな雰囲気も東京ならでは、です。

お店やメニューはどんなものが並んでいるのか、チョコレートファンのみなさんのためにお知らせしますね。
 

人気チョコレートが並ぶチョコレート専用ルーム

お店の中は、2つに分かれています。チョコレートの販売スペースと、サロン・ド・テ。

まず、エントランスから入って左側は、完全に温度管理された、チョコレート販売専用のスペースです。ショーケースには、あの!日本ではバレンタインシーズンしか購入することが叶わなかった憧れのボンボンショコラがずらり!
パスカル・ル・ガック東京

熱狂的な、しかも長年のファンが多い、パスカル・ル・ガックのボンボンショコラ

ボンボンショコラは1個350円(税別)です。

ブランドのロゴマークを配した「ビターガナッシュナチュール」をはじめ、「カシス」「エキゾチック」「塩ミルクキャラメル」「スパイス」「カルバドスとシナモン」「マンゴーとセージ」「カフェオレ」「プラリネ スペキュロス」「プラリネ 胡麻とレモン」「プラリネくるみ」「プラリネ ココナッツ」「プラリネ フィユティーヌ」など、26種類(2019年1月現在)が、ジュエリーのように並んでいます。

うれしいのは、この店舗でのみ、ボックスにリボンを結んでもらえること。
バレンタイン催事などのイベント会場での販売は、スリーブを使ったボックスなので、リボンが好き、という方は、ぜひ実店舗へ。また、好きなショコラを選んで詰め合わせができるのも店舗ならではの魅力です。
パスカル・ル・ガック東京

私も大ファンですが、トリュフの販売もあります!

ボンボンショコラをはじめとしたショコラはすべて、サン=ジェルマン=アン=レーのアトリエで作られたものを日本に空輸しています。そしてタブレットの販売もあります。
パスカル・ル・ガック東京

サン=ジェルマン=アン=レーでは定番人気のタブレットも

私がフランスの本店を訪れると、常に大人の男性がタブレットを購入されていますが、そんな本国で人気のタブレットのラインナップは、日本で6種。

「ビター60%」「ミルク35%」「オランジュビター 60%」「カカオニブと塩 ミルク35%」「カカオニブと塩 60%」「オランジュとレーズンとピスターシュ ビター 60%」です。

タブレットでも、パスカル・ル・ガックの「美味しいベストバランス」を体験してください。
 

日本初登場!パスカル・ル・ガックのガトーの数々

ボンボンショコラの隣には、日本初登場です。パスカル・ル・ガックのガトーが並んでいます。これまで私も、本店へ行かなくては食べられなかったアイテムがずらり。感動です!
パスカル・ル・ガック東京

「エクレールショコラ」「タルトショコラ」は各600円(税別)

本店で愛され続けている「エクレールショコラ」は、中のチョコレートクリームがほどよくビターで驚くほどなめらかな口どけ。

「タルトショコラ」は、タルトのサクサク感とガナッシュのなめらかさ、そして間にサンドされた薄いチョコレートのプレートのパリッとした食感のコントラスト、風味のバランスが素晴らしいです。
パスカル・ル・ガック東京

マカロン(フランスから空輸)は8種(2019年1月現在)

マカロンは、「ショコラ」「バニラ」「キャラメル」「シトロン」「ライム」「パッション」「グランマルニエ」「プラリネくるみ」の8種類。1個350円(税別)で、ひとつから購入可能。もちろんギフト用のボックスもあります。

「サブレなどの焼き菓子は繊細で、フランスからの空輸で壊れてしまう可能性があるので、私が監修したレシピに忠実に、日本のアトリエで作っています」(パスカル・ル・ガック シェフ)
 

世界初となるパスカル・ル・ガックのイートインスペース

エントランスを入ると、居心地のよいサロン・ド・テ(イートインできるサロン)があります。
パスカル・ル・ガック東京

ゆったりとしたサロン・ド・テ

10名ほどが座れる席と、2名ほどが座れるカウンター席も。ソファー席は、オープンキッチンに面し、カウンター席はガラス窓を通して、チョコレートが並ぶ店内を眺めながらチョコレートを楽しめます。

サロン・ド・テでは、「エクレールショコラ」「タルトショコラ」「ダックワーズ」などの各種ガトーを選んでイートインできるほか、こんなスペシャルメニューも!
パスカル・ル・ガック東京

チョコレートフォンデュ 1500円(税別)

チョコレートフォンデュは日本だけのオリジナルメニューのひとつ。季節の美味しいフルーツを、特製のチョコレートソースにディップしていただくメニューです。

パスカル・ル・ガックシェフによると「ソースは3種のショコラを使ったさらりとした感覚のガナッシュです。3種とも個性が強すぎないショコラを使っている理由は、強すぎるチョコを使うとフルーツと喧嘩するからです」とのこと。

フルーツとベストマッチするチョコレートソース、というわけですね。フレッシュフルーツとチョコレート。ヘルシーですね。

サン=ジェルマン=アン=レーの写真の数々

サロン・ド・テにはサン=ジェルマン=アン=レーの写真が飾ってあります

コーヒー(浅煎り、深煎り、と2種から豆が選べます)、紅茶などのドリンクは、すべてチョコレートにあうようにとル・ガックシェフご自身が選んだもの。

中でも私が素晴らしい、と思ったのが、ショコラショー(ホットチョコレート)です。「ビター」と「シナモン」があり、それぞれ1000円(税別)。飲みやすい温度が計算され、サラサラすぎず、ちょうど心地よく口にまとわりつくようなチョコレートの濃度。風味がよいのは、実は1時間煮込み、そして1日寝かせる、といった長い時間をかけて仕込まれたものだからです。ぜひ味わってみてください。

「夏はグラッセなど、これからも様々なメニューを季節に応じて作って行く予定です。ー季節に応じて、お店自体は、お客さまの要望に応えたいです」(ル・ガックシェフ)
 

パスカル・ル・ガックシェフ インタビュー

来日していたパスカル・ル・ガックシェフにお話を伺いました。
 
パスカル・ル・ガック東京

パスカル・ル・ガック シェフ(2019年1月)


ー東京にお店を開こうとお考えになったのはなぜですか?

私は昔から日本が大好きで、大好きな国、日本でお店を開くのは長年の夢でした。東京という、私がこれまで何度も訪れてきた街に、サン=ジェルマン=アン=レーの本店と同じ形態のお店を開き、本店と同じものをみなさんに提供したいという思いがあったからです。また、私のチョコへの情熱、思いを日本のみなさんと分かち合えたらという気持ちがありました。

私は、私の職業を愛しています。ショコラティエという職業に誇りを持って仕事をしています。その成果としてのチョコレートを召し上がるお客さまに、何よりも満足していただきたい、という気持ちがあります。私は「情熱をわかちあう形」を作っていきたいと思っています。

ー東京にお店を作るじあたり、どんな工夫をされましたか?

サン=ジェルマン=アン=レーの本店は、入り口にひとつの扉があり、そのまま売り場になっていますが、東京の夏はとても暑いので、ショコラや製品が温度の影響を受けないように、別の扉を設けました。扉を開けると違う温度の空気が入ってくる。それを避けるためです。チョコレート専用の部屋の中は約20度に1年中保っています。すべてはショコラのために、です。

ー東京には、初のサロン・ド・テがありますね。

サロン・ド・テは世界で初です。サン=ジェルマン=アン=レーの本店にもサロン・ド・テはありません。私は目の届く範囲で提供できる広さが欲しかったので、東京でちょうどこの広さのスペースを作ることができ、ラッキーだと思っています。

内装は、シンプルで華美すぎることがありません。そして、チョコレート専用スペースと違って、家にいる快適な温度を保っているのがサロン。ショコラショーのような温度が大切なドリンクも、ガトーも、ちょうどよい温度で、よい状態で召し上がっていただけるような空間です。

ー美味しそうなガトーたちは、日本のアトリエメイドなのですね。

焼き菓子も生菓子も、お菓子はサロン・ド・テから見ることのできる厨房で作っています。もちろん私のレシピを使って作られたお菓子です。厨房を見えないようにするのではなく、見えるようにすることで身近にし、みなさんにより親近感を持っていただきたいと願っています。隠すものはなにもないし、そこには動きもあります。

ここでは本店と同じ生菓子を作りますが、フランスと日本では材料が違うので、日本の材料で、最も適したレシピに変更し、できるだけ本店に近い、私自身が納得する味に仕上げます。また、ダコワーズ、タルト、シューなどのガトーは、フランスの本店のものよりも、日本のお客さまに合わせて少しだけ小ぶりに仕上げました。

ー本店と同じものを、日本で作る際のご苦労は?

フランスと日本では、小麦粉、砂糖、卵も違います。最初はその違いに驚きましたが、何度も私が繰り返して試し、満足いく結果を得るまで少しずつ分量を変えながら試行錯誤しました。小麦粉、卵は、何種類もあるので、何度も繰り返しました。

パスカル・ル・ガック東京

フォンダンショコラ2種

ー甘すぎず、強すぎないのに香り高い、パスカル・ル・ガックさんならではの上品なバランスが魅力的です。

どのショコラも、ガトーもそうですが、あまり主張しすぎるチョコレートや素材を使うと、もういっぱい、という気持ちになると思います。素材の良さと香りを生かし、私はもう少しだけ食べたいな、とお客さまに感じてほしいのです。もう一口いただきたい、という余韻になるように作っています。

ー最後に大勢の日本のファンへ一言お願いします。

東京の出店を、私は心から嬉しく思います。愛する日本のみなさんに、私が納得するチョコレートのクオリティを、今後毎日継続して提供し続けていけるかどうか、ご満足いただけるかと考えると、大きな緊張感があります。私はできる限り日本のお客さまに楽しんでいただけるサービスとクオリティを保つように努めます。私の新しいブティックで、チョコレートを楽しんでください。
 

誠実なパスカル・ル・ガックシェフ

私は、これまでにフランスで、そして日本で、何度もパスカル・ル・ガックシェフにお会いし、取材をしてきました。それでわかったのは、ル・ガックシェフは、何よりも、自分のお店を守り、品質を高め、お客さまに最高のものをお出しする事を一番に考えている、ということでした。

エクレアのクリームを絞る時も、絞り方、プレートのスペースの開け方、オーブンへの入れ方、焼き方、焼いてからどうするか、クリームを詰める前にどうするかを細かく考え、タブレットを作るときのテンパリングも、本当に見事なぐらい手早く、艶やかなタブレットを仕上げていました。

全ての作業が、ご自身の目の届く範囲にあり、常に誠実に、細心の注意を払っているのです。それは全ては「お客さまに満足していただきたい」という気持ちの現れです。そしてご自身の仕事にプライドを持ち、常にお優しい。

パスカル・ル・ガックシェフ

サン=ジェルマン=アン=レーの本店で(2018年6月)

お人柄にふれ、笑顔にふれ、お仕事を拝見するたびに、細やかな姿勢と思いやりがパスカル・ル・ガックのショコラの美味しさとなり、世界中のファンを魅了するのだと私は思っています。

東京で一年を通して、世界のトップショコラティエのショコラを楽しめる幸せ。みなさんもぜひこれからは春も、夏も、秋も、ル・ガックシェフのガトーやショコラを楽しんでください。

DATA
パスカル・ル・ガック 東京
東京都港区赤坂2-12-13
営業時間:10:00~20:00
不定休
TEL:03-6230-9413
パスカル・ル・ガック 日本公式サイト



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。