お金を貯めたいなら「ボーナスキャンペーン」の活用も検討!
夏と冬のボーナス時期に金融機関では、定期預金金利の上乗せなど、ボーナスキャンペーンを実施しています。ただ、マイナス金利政策が導入されてからはかなり縮小傾向にあり、キャンペーン実施も少なくなりました。また、キャンペーンとせず、常時一般の銀行より高めの金利を提示しているところもありますので、あきらめることなく、少しでもオトクにお金を預けることが大事です。ボーナスキャンペーンの活用も視野に入れましょう
しかし、ボーナスなどのまとまったお金は、きちんと別の口座に預け替え、貯蓄の目的を明確にしておくことが重要です。→こちらの記事『「脱・普通預金!」お金は正しい場所に置きましょう』も参考に。
その際、少しでも金利がいいところに預けることができればベスト。これから口座開設の手続きをしても間に合う金融機関もあるので、自分にとって使い勝手のよい銀行を選んで、預け替えにチャレンジしてみてください。
<目次>
ボーナスキャンペーンを賢く使えば、金利100倍も!
数は少なくなりましたが、現在(2021年12月6日時点。金利はいずれも税引き前)キャンペーン金利を実施している主な金融機関は、以下のとおりです。auじぶん銀行
「冬の特別金利キャンペーン」
●特別金利/年0.20%
●預入金額/1円以上1円単位
●預入期間/1年
●対象期間/2021年12月1日(水)~2022年1月31日(月)
住信SBIネット銀行
「円定期預金特別金利キャンペーン」●特別金利/年0.10%
●預入金額/1000円以上1円単位
●預入期間/1年
●対象期間/2021年12月6日(月)~2022年2月6日(日)
※新規口座開設で3カ月ものは、年3.0%(預入50万円まで)。2022年1月9日まで
ソニー銀行
「円定期特別金利」●特別金利/年0.13%
●預入金額/1万円以上1円単位
●預入期間/6カ月、1年
●対象期間/2021年12月1日(水)~2022年2月28日(月)
※積立定期(1年)も、年0.13%
ローソン銀行
「定期預金キャンペーン」●特別金利/年0.20%
●預入金額/1万円以上1円単位
●預入期間/期間指定:1、2、3、6カ月。満期日指定:1カ月以上12カ月未満
●対象期間/2021年12月1日(水)~2022年1月31日(月)
常時、金利が高いネット系の銀行も要チェック!
キャンペーンを実施しないまでも、常時、金利が高い銀行があります。●あおぞら銀行BANK支店
年0.20%(1年・50万円から預け入れ可能)
●オリックス銀行
年0.17%(1年・100万円から預け入れ可能)
年0.20%(2年・100万円から預け入れ可能)
年0.22%(3年・100万円から預け入れ可能)
年0.25%(5年・100万円から預け入れ可能)
●新生銀行(ネット限定)
年0.15%(3年・30万円から預け入れ可能)
●大和ネクスト銀行
年0.05%(10万円から預け入れ可能)
●東京スター銀行
年0.20%(店頭・テレホンバンク限定。1年、3年、5年。300万円から預け入れ可能。金利は取引条件による)
年0.10%(ネット限定。6カ月。50万円から預け入れ可能)
この他、地方銀行や信用金庫のネット支店で常時金利が高いところがあり、ネット支店であれば地元以外でも利用できますので、検討してみるといいでしょう。
さらに、あおぞら銀行BANK支店では普通預金金利が0.20%と一般銀行の200倍。楽天銀行、イオン銀行は、取引条件を満たすと、普通預金金利が0.10%と100倍になるので、あえて定期預金ではなく、普通預金に預けるというのも賢い選択です。また、ローソン銀行では残高300万円以上あれば、普通預金金利が0.15%と高く、定期預金代わりに使うこともできます。
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注意! 投資信託や外貨預金とセットでないと高金利にならない商品も!
ボーナス時期などの預け入れで注意が必要なのは、これまで紹介したキャンペーンのように、「円定期」のみで特別金利を提示しているのではなく、投資信託や外貨預金などとセットで高金利になるというパッケージ商品です。一見すると、金利の高さに魅力を感じてしまいますが、投資商品とセットになっているため、運用次第では、定期預金の金利どころか損失が出てしまう可能性もゼロではありません。こうしたパッケージ商品は、よく理解して利用するようにしましょう。いずれにしても、キャンペーン金利などを上手に活用するには、前回ボーナスキャンペーンは実施されたかなど情報を事前にキャッチし、あらかじめ口座開設の手続きをしておくことも大事です。ネット系の銀行は普通預金金利も高めなので、これを機に、一般の都市銀行の他にもうひとつ貯蓄用の口座を持つ、というような意識づけにつながればいいでしょう。
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